マンションの一室で縛られて-7
【自ら進んで快感を求めない】そう誓った真奈美の是は、快感に溺れ掛けた女体の中では存在感が薄まっていた。
高みを求めた女体は、疼く部分に自らの手を伸ばそうとした。しかし、その手は今まで快感を与えていた智子の手によって捕まれ阻止された。
「いや!いや!離して!」
捕まれた手を必至に振りほどこうとしたが、矢野の視線を受けた智子の力は強かった。
「肉便器は矢野さんの指示がないと、勝手にイッたらダメなのよ」
捕まれた腕の痛みと、耳元で囁かれた少しドスの利いた声に、真奈美の体が萎縮した。
「ヒッ…」
息を飲んだ真奈美の耳元に、一転して息を吹き掛けるように智子は優しく囁いた。
「イキたいの?」
耳元を刺激された女体に、ゾワゾワとした感覚が走り、一瞬忘れていた疼きを思い出させた。真奈美は、懇願するように何度もうんうんと頷いた。
「じゃあ、自分の指でするんじゃなくて、矢野さんにお願いしなさい」
智子は真奈美の顎を掴んで矢野の方に顔を向けさせた。
そそり起つイチモツ越しに、真奈美は矢野と目があった。
自分を見下ろす矢野が楽しんでいるのを見て、真奈美は怒りを覚えた。その怒りの目で今の状況を見通せば、これがチャンスであることに気づいた。
真奈美は目の前のイチモツに噛みつき、のたうち回る矢野を、罵倒しながら画像を取り返そうと考えた。それが今の理不尽な状況を打破できる唯一の方法だと思われた。
意を決した真奈美は自分の思いを遂げるために口を開いた。しかし、その口がしたことは、噛みつくこととは掛け離れていた。
「イキたいです…、お、お、ちんぽください…」
「くははは」「うふふふ」
矢野と智子は視線を絡めて楽しそうに笑いあった。
真奈美の心に敗北感が広がり、それをまぎらすために、真奈美の意識は股間に集中した。疼きを益々大きくなっていた。
「あぁ、お願いします」
疼きに堪えるより、屈辱に耐えることを選んだ真奈美は懇願した。
「どこに欲しいか言わないと」
智子も始めてのころは、それを口にするのは死ぬほど恥ずかしかった。しかし、肉便器になるには、真奈美にもそれを乗り越えさせなければならなかった。
「い、いや…」
それを口にすれば、心の中で下げ続けていたハードルの最後の一線も越えてしまう。真奈美はオドオドした目で首を振った。
「じゃあ、イカなくていいわ」
「いやあぁ…」
真奈美は目を見開いて涙を流した。
「だったら、どこに欲しいのか、ちゃんとお願いしなさい」
そう言った智子は真奈美のその部分を軽く指でなぞった。
「はあん…」
その刺激で、真奈美の心の中の最後の砦が崩れた。
「い、淫乱なお、お…まんこに…おちんぽ…く…ださい…あぁ…」
そんな卑猥な言葉は、夫の前でも口にしたことがなかった。見ず知らずの男の前でそれを口にした真奈美は、羞恥のあまりに真っ赤になった顔を手で覆った。
「あはは、可愛い顔してなんてエッチなのよ」
もう、智子に茶化されても気にならなかった。真奈美は直ぐにでも矢野を迎えられるように、ベッドに横たわって足をしっかりと開いた。
「は、早くください…早く…」
実は懇願された矢野の方も我慢の限界だった。おとなしそうな真奈美に服従の言葉を言わしめたので、矢野の興奮は最高潮に達していた。早くイキたくて仕方がないイチモツは、十代の少年のように反り返っていた。
矢野は準備の整った女体に体を重ねると、開かれた割れ目に沿ってイチモツを数回擦り付けて、溢れた愛液を絡ませた。
「はあああん」
甘い吐息を出した真奈美の中に、いきり起ったそれをグイッと押し込んだ。
「いやあああああああん」
真奈美の中を圧迫感のある存在がジュヌリと擦り抜け、淫口の奥深くに一気に到達した。
散々焦らされた挙げ句、一気に子宮口まで貫かれた衝撃で、真奈美は一瞬で絶頂を迎えた。今まで、これほど衝撃的な絶頂を経験をしたことはなかった。
「あぅ…あぅ」
真奈美はビクビクと膣を震わせて今の高みに酔いしれた。
しかし、矢野はまだ果てていない。勝手に絶頂を迎えた真奈美を解放するわけはなかった。矢野は絶頂による膣の締め付けが収まらない内に、腰を前後に振り始めた。
「あん、だめ、ああん、ああん、ああん」
真奈美は喘いだ。自分の中を擦るそれは、高志のモノとは比べ物にならなかった。棹の部分と落差のあるカリの笠で、膣の中を引っ掛かれる度に、真奈美の女体に快感が走った。真奈美は頭を振って快感の大きさを表した。
「あっ、あっ、す、すごい、あっ、ああん、ああん」
矢野が自分の中で果てるまで、幾度も体位を変えられた。騎乗位でイき、立ち位でイッた。抱き上げられて駅弁でイッた時はどうにかなりそうなほどの激しい絶頂だった。
「また、また、イク、イク、イクウウウウウッ!」
単調なセックスしか知らなかった真奈美は、バックスタイルで放たれた時、精の迸りを子宮に感じた瞬間に失神した。