標的との接近-4
不二子が歩いて帰ってから、数時間。不二子は身体がふらつきながらホテルの自分の部屋へと帰っていた。
「はあはあ...はあはあ...まさかあんなに激しくさせられるなんて...油断していたわ。ワインに睡眠薬が入っていたことにも警戒しなかったなんて...早く報告しないと...」
不二子はふらつきながらベッドに着くと、直ぐ様インカムを操作する。
「もしもし...刑事さん。こちら峰不二子よ。」
「聞こえているよ...それでどうだったかい。」
「合格したわ。ボブの会社にも裏の仕事にも...ね。」
「そうか...それは一段落だな。やっぱり君に依頼して良かったよ。引き続きお願いするよ。」
「それは構わないわ。でも、一言良いかしら？」
「なんだい?」
「聞いていなかったわよ...面接が表と裏の面接があることやセックスをさせられるなんて...あげくに私の子宮に精液を中出しさせられたのよ...」
「済まなかった....そこまでする奴だったとは...本当に済まない。身体は大丈夫なのか?」
「あんなことをさせられるなんて知らなかったから、何も準備していなかったから、今フラフラの状態よ。」
「それは本当に済まなかった。今日はよく眠ってくれ...本当にありがとう。」
「ええ...お休みなさい。」
不二子はインカムを操作して、スイッチを切る。
「サリーには、後日直接報告するとして...シャワーを浴びて寝よう。」
不二子はシャワーを浴びて、身体全身を洗い流して、ベッドに着いて、直ぐに眠ってしまっていた。