初人妻-2
いよいよ、宴が、始まりました。
皆で乾杯して、バーベキューを焼いて、食べて、しっかり飲んでと
あっと言う間に3時間程が過ぎ、お開きになりました。
皆、顔を赤らめて、家路に着きます。
工場から少し離れた場所に駐車場が有ります。
今となっては、いけない事ですが、当時は飲酒運転もうるさくなく、
近距離の方が多いので、それほど問題にはなりませんでした。
マサはその頃、スクーターで通勤、通学してたので、帰ろうと思い駐車場に向かうと
美咲さんがまだ、居ました。
<マサ君、お疲れ様。もうお腹一杯で、動けないね>
ニコッと笑みを浮かべる美咲さん、顔はアルコールで上気して、熟女の色気満載です。
<マサ君、これから用事有るの?>
この日は、お酒を飲むのが解っていたので、後のバイトは入れていません。
(いや、今日は何にも予定は有りません、寮に帰って寝ようかと思ってます)
<ちょっと付き合わない?旦那も出張で、家に帰ってもつまらないし>
<こんなおばさんとじゃ、嫌かな?>
滅相も有りません、マサに取っては願ったり叶ったりです。
即答で、(良いですよ、是非御願します、美咲さんとデート出来るなんて夢のようです)
(僕は、美咲さんのような年上の女性に憧れていたんです。バイトに来て、
美咲さんが居ないと、がっかりしていました)
<フフフ、マサ君、面白い子ね>
<じゃあ、スクーターはここに置いてるとまずいから、この先のスーパーの
駐車場に来て、私、先に行って待ってるから>
美咲さんは、赤い乗用車で、出て行かれました。
マサも大慌てで、駐車場を後にしました。
スーパーに着くまでの時間は記憶に無いほど、興奮していました。
頭の中は、いつものように、オマンコ舐めたい、愛液飲みたいの台詞がグルグルです。
時刻は午後5時ですが、初夏の日の入りまでは、まだまだです。
スーパーの駐車場にスクーターを止め、美咲さんの車を探します。
直ぐに見つかりました。当時は赤い車は非常に少なかったから、良く目立っていました
助手席を開けて、失礼しますと乗り込みます。
<ここは、目立つし、知ってる人に会うのも嫌だから、少しドライブしよう>
車を発進させました。車内からは、美咲さんの香水の匂いがしてきます。
マサは気づかれ無いように、鼻腔を拡げて、吸い込みます。良い匂いです。
30分程走り、郊外の展望台に到着しました。
窓を全開にして、エンジンを切りました。
<ア〜ア良い気持ち、風が気持ち良いね>
(そうですね、本当に良い風が吹く所ですね)
二人はしばらく、涼風を楽しみました。お酒で上気した身体に涼しい風が
心地よいです。
色んな話をしました。恋愛や学生生活、美咲さんの事も色々と。
2時間程の時間が過ぎて行きました。
<マサ君、まだ呑める?お腹は一杯だけど、お酒なら飲めそう、飲みに行こう>
(大丈夫です、大分冷めて来ましたから。運転しましょうか?)
<そうね、私が道順教えるから、運転変わって頂戴>
貧乏学生には、不可能な高級車です。運転が好きなマサは、軽快に走りました。
着いたのは、落ち付いた感じのBARです。
店内は、薄暗くて、テーブルにはキャンドルが置いて有ります。
私は、ウィスキーのロック、美咲さんはカクテルを頼まれました。
<マサ君、お酒強いのね、ロックで飲むなんて>
(はい、ウィスキー独自の香りを楽しみたいので)
<生意気、学生の癖に・・・。>
美咲さんは、そう言いながら、舌をペロッと出しました。
雰囲気は最高です。人妻熟女を見つめながら酒を飲む、体温が上がった美咲さんの
身体からは、香水の香りが、変化して行き、セクシーな雰囲気を出してます。
2杯程、お互い飲んで、美咲さんは、酔っています。
目は潤み、マサを見つめ、時折、舌を出して、唇を舐めてます。長い黒髪を
搔き上げる回数が増えてます。
もう、マサはその色気に、メロメロ状態です。
<マサ君、貴方の指、綺麗ね。>
そう言って、マサの手にそっと触れて来ます。
<セクシーな長い指ね>
しきりに指に触れ、その度に、吐息が聞こえます。
<マサ君、静かな所に行こう>
言い終わらない内に席を立ち、会計を澄まして、車に乗り込んでエンジンを掛けます。
マサも静かに乗り込みます。
2人の間に会話は無く、沈黙の時間が過ぎて行きます。
10分程走ると、美咲さんはラブホテルの中に、躊躇なく車を進めます。
迷う事無くバックで駐車して、階段を上ります。
部屋のドアを閉めた瞬間に、キスをして来ました。キスをしたまま歩き
ソファーに腰を下ろします。
<凄くドキドキしてるよ、心臓が破裂しそう>
マサは、微かに期待はしていましたが、こんなに早い展開に戸惑っています。
<マサ君、絶対に秘密守れる?>
(はい、死んでも口は開きません)
<バ〜〜カ>
二人で笑います。
<マサ君、私、知ってるんだ貴方の・・・>
(エッ、何の事ですか?)
<バレて無いと思ってたの?>
マサは、何の事か、全然予想出来ませんでした。
<マサ君、貴方匂いが好きなのね>