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尚代 第三話
【熟女/人妻 官能小説】

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寝室-1

 浴室から、また三人は寝室に戻ってきた。真昼だというのに、雨戸を閉めているので、外の光はベランダの窓からしか入ってこなかったので薄暗かった。
 天井の照明をつけて、ようやく明るくなった。
 尚代も夏純も、続く責めで疲労困憊してした。
「さぁ、夏純奥様。お待ちかねの種付けの時間ですよ。元気な子種をお腹の袋の中に、お土産に持って帰らなきゃ、ねぇ。……帰ってから少しずつ育っていくのが楽しみだね。なぁ」
 改めて、男は慇懃な挨拶を口にした。
「いやぁ……やめてぇ、お願い」
「うるさいっ!……」
 嫌がる夏純の身体をベッドに突き飛ばした。
 それから、尚代を椅子に腰掛けさせ、白い綿ロープで縛り上げた。
「さぁ、姉ちゃんが種付けされるのを、そこでじっくり見てるんだぜ。……なぁに、最初は嫌がるけれど、すぐに子種を中に欲しいってせがむところをよく見ておくんだぜ。……おれは、ねだられたから、挿れて中に出したんだって。……なぁ、証人になってくれよな。……まぁ、見ているうちに、姉ちゃんに焼き餅焼かないようにな」
 縛りながら尚代に話しかけた。尚代は昨晩からの疲れで、虚ろな目で返事もせずに、ただ黙って男に椅子に縛り付けられていった。
「右手は、さっきと同じに自由にさせてあげるからな。……姉ちゃんの逝く姿を見ながら、好きなだけ、自分のサネをいじり回していいからな。姉ちゃんのあとでまた挿れてやるから、待ってるんだぞ」
 そういって、男は首から下にタオルケットを尚代にかけた。尚代はてるてる坊主のような姿だった。

「さてと、……奥さん。ベッドの上に四つん這いになってもらおうか」
 ベッドに横座りになって、途方に暮れている夏純に命じた。
 聞こえないのか、あるいは何かを考えているのか、夏純は動こうとしなかった。
「おい、これが見えるだろう。……さぁ、四つん這いになるんだよ」
 ナイフを夏純の頬にあてて、刃の背でベッドにおし倒し、四つん這いのポーズを要求した。
 無表情で、崩れるようにベッドに横になった夏純は、黙ったままノロノロと尻を起こした。
「さぁ、妹の尚ちゃんの方に、ケツを向けるんだ」
「いやぁ、それはいやぁっ」
 浴室での熱いあえぎと身悶えたことを思い出して恥ずかしくなったのか、真っ赤に上気した顔を男に向け、妖艶に羞じらった。
「さっさと向けるんだよ、夏純っ!」
 小さく凄んだ。
 夏純はベッドの上でうごめいていた。動くたびに夏純の豊かに熟した乳房、ほどよく脂の乗った腹、ムチムチとした太腿など、どれも溶ろけんばかりの艶めかしさで、男の眼には映っていた。
 男は我慢できなくなったのだろうか。突然、欲情をぶつけるかのように、まだベッドに伏せている夏純の背中に抱きついた。硬く熱くなった屹立が夏純の尻に触れた。
「もう、しないでぇ……」
 夏純の身体は、妊娠の恐怖にブルブルと震えて脅えていた。
 まろやかに盛り上った乳房には、薄青く血管が透けていて美しかった。暗褐色の乳首は大きく尖りでて、そのまわりの乳輪との色合いも大きさも良いバランスが取れていた。柔らかくとろけるような肌触りで、ゴムまりのような弾力もある乳房だった。
 男はその乳房を、背後から両手でつつむように揉みあげた。
「ああっ、……や、やめてっ」
 呻き、白いうなじがのけぞる。腰が上下に揺れ動く。
「いい手ざわりだぜ」
 やさしく乳首を摘まみ、揉みあげ、指の根にはさんだ。
「いやぁ……」
 メスの感覚を狂わせる、男の巧みな愛撫に身悶えた。
 そして、男は夏純を押し倒し、タワタワと乳房を揉み始めた。
 すると、抵抗を示しながらも、夏純は熟し切った腰をうねらせ始めた。
 男が暗褐色の大きな乳首を口に含み、舌先でなぶりだすと、妖しい色気を醸し出して、少しずつ喘ぎだしてきた。
「ああ、もっと……ねぇ、おっぱいを吸ってぇ……」
 姉のあえぎ声が、生々しく尚代の耳に届く。尚代は両手が自由なら、耳を覆いくなるほどの、淫靡なメスの声だった。

 夏純は押し寄せる歓喜の炎にくるまれながら、ゆっくりと四つん這いになり、尻を持ち上げていった。
 顔を横に伏せ、シーツに乳房を擦りつけ、両膝を大きく広げて、背すじを反らせていった。すると、尻の間から、すぼまったアナルやほころんだ秘裂がみごとに顔をのぞかせてきた。
 黒紫色に縁取られた花びらに挟まれ、淫蜜が溢れんばかりになった赤い秘肉が、尚代の目の前に毒々しく哂けだされた。
「お姉ちゃん!」
 あまりのいやらしさに、思わず尚代は呟いた。

「さぁ、もっと、足を開けよ」
 男は、目の前で淫猥に揺れ動く秘裂に顔を近づけ、口をつけて淫蜜を啜り、舐め取っていった。
「やん……もっと、強くぅ……」
 夏純は腰を蠢かしながら押しつけ、男を誘っている。

 尚代の耳には、男が夏純に愛撫を加える気配と、悦楽に呻く声が絶え間のなく聞こえている。
(このままじゃ、おかしくなりそう……)
 尚代は、ずっと椅子に縛りつけられ、気怠くなってきた。そして、しだいに睡魔がむしばみはじめ、次第に深まっていき、まどろみの淵に沈んでいった。


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