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尚代 第三話
【熟女/人妻 官能小説】

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寝室-2

「ひぃ、いやっ……だめぇ、やっぱり、挿れちゃぁ……」
 夏純の身体がベッドの上で跳ね起きた。繊細な美貌が不安で硬ばり、眉がつり上っていた。
「今度こそ、できちゃうから……お願い、しないでぇ」
 男が夏純の頬を平手で、パシッと叩いた。
「痛っ!……うううっ……」
 夏純を抱きすくめ、股の間に指を差し入れた。
「このままやめてもいいのかい?……嫌がるわりには、奥さん。……ドンドン汁が溢れてくるぜ」
 男はすかさず女の尖りを探り出して、指の腹で、夏純の拍動に合わせるかのように、ゆっくりすり動かしながら囁いた。
「ああっ……」
 そして、首すじから背中へと、唇を這わせていく。夏純は愛くるしい声をほとばしらせ、弓なりに反り返って喘ぎはじめた。
「やっ。……おかしくなっちゃう。……やだぁ、どうしよう」
 夏純はけんめいに藻掻き、ひきつり、哀れにも悶えている。
「いや、ゆるして……どうかなりそう」
「ふふふ。欲しくないのかい……これが」
 男は夏純の手を取り、膨れあがった屹立に触れさせた。
「あああっ……いいわぁ……すごく熱くなってるぅ」
「それとも、妹の尚ちゃんに、ご馳走しようか?」
「やだぁ。……ねぇ、挿れても良いから……出さないでくれる?」
 再び、四つん這いに戻りながら、情けない顔で男に訊ねる。
「ははは、バカだなぁ。……出すために挿れるんじゃないか」
「だってぇ……できちゃうぅ」
「ほらっ……ほらっ……欲しいんだろう?」
 男は屹立で肉壺の口をチョンとつついた。
「ああっ、欲しいのよ。……たくさん、欲しいのぉぉ。……けど、挿れちゃだめっ!…… 挿れちゃだめぇっ……できちゃうから、だめぇ」
「まぁ、俺はいいんだけどさ。……もとから、尚ちゃんとしたかったんだから……」
「そんなぁ、尚ちゃんなんかに……」
「きのうなんか、二回も尚ちゃんの中に出したんだから。……尚ちゃん、嬉しそうに俺にしがみついちゃってさ。……可愛らしく、何度も何度も震えていたんだぜ。……まぁ、尚ちゃんにしてみれば、二回も三回もいっしょだからな」
「待ってっ!尚ちゃんなんかに挿れないでっ!……欲しいのよぉ!……でも、やっぱりだめ。……やだぁ、どうしよう。ねえぇ、どうしたらいい?」
 もう、まともな精神状態ではなかった。
「どうしたらって。……このまま濡らしたままパンツ穿いて帰れば!……帰りたかったんだろ。……帰って旦那の貧弱なもの挿れてもらえば……」
「やだやだ、そんなの。……これが良いのぉ、これが欲しいのぉ。……主人のなんか、全然だめなのぉ」
「さぁってと……尚ちゃんと交代するかな?」
「だめっ!……やっぱり挿れてっ!……お願い、今すぐ、挿れてちょうだい」
「いいのかぁ?……挿れると、できちゃうぜ」
「いいのぉ、できても。……できてもいい」
「じゃぁ、仰向けになれっ!」
「やぁ、このままがいい。……さっきしたこのままがいい」
「よし、じゃぁ……」
「うぐぐっ……あああっ……いいっ」
 男は肉壺に屹立を差し挿れていった。今度はユックリと、お互いの粘膜が擦れていく感触を味わっていく。
「ねぇ、奥まで挿れて!……そうよ。……そして、そのままにしてて……」
 男は奥まで挿れて、動きを止めた。
「ああっ。……そのまま、じっとしてて……」
 夏純は涙を浮かべていた。そして、すすり泣きを始めたかと思うと、エンエンと声を上げて激しく泣き出した。
「おい、どうした?」
 慌てた男が声をかけても返事が無い。ときどき、肉壺がギュッと締め付けてくる。
 激しく泣いたかと思うと、にわか雨が止むように泣き止んだ。
「ごめん。ありがと。……嬉しかったの。なんか、ホントの女になったみたいで、嬉しかったの。……もう、好きに動いていいよ」
「もう、大丈夫なのか?」
「うん、なんでもない。……なんでだか、自分でもわからないの」

 男は動き出した。
「いいっ……いいわぁ。……すごく、いい」
 夏純の腰が、男のすべてを感じようとして、右に左にうねっていた。
 うずくまるような姿勢で、首をシーツに押しつけ、男の動きを受け止めていた夏純だったが、しだいに背すじをたわめ、尻を持ち上げるように変わってきた。
「いいいっ……逝きそう」
 臀部が震え、男に尻を強く押しつけてきた。
 顎を上げ、首をのけ反らせ、身体に痙攣が走った。肉壺が強く締め付けてきた。
 息を止め、小刻みに震えている。身体全体が心臓の拍動に合わせて、ゆっくり蠢いている。
 いつまでも、震えが続いている。
 やがて、夏純の身体の硬直が解け、崩れ落ちた。


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