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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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26.うんち芳醇-1

 検査官の朝は早い。 仮眠レベルの睡眠を経て、まずは検査机に固定された少女たちが、ちゃんとウンチ腹になっているかどうか確認する。 続いて給餌タンクの残量をチェックだ。 少女たちの肛門から便汁が沁み出していないか、ちゃんと括約筋が締めつけを維持しているかも確認する。 どんなに掃除を徹底しても便臭が籠ってしまうのは仕方ない。 でも、少しでもマシになるよう、部屋の換気は適宜行う。 そうして一通り見回った頃、監督役の和美がベッドから起きてくる。

「どう? みんな順調かな?」

「タンクの量的には、ちゃんと食べてるっぽいです。 ウンチを漏らしてる不届き者もいないです」

「お腹の張り具合はチェックした?」

「はいです。 えっと、2号生と14号生が、少し張りが足らないくらいで、後はパンパンに張ってます。 触った感じ、ウンチ満タンって感じでした」

「2体未達、と。 で、その2体はどうするつもりなの」

「一応給餌ポンプの圧を最大にしてます。 あと30分もすればカンカンになるです」

「上出来。 戻さないよう、注意は怠らないようにね」

「はいっ」

 施設で研修を始めて、まだ1週間は経っていない。 けれど、ひなこはすっかり助手のポジションが板についている。 和美はひなこを半人前扱いしつつ、しっかり仕事を振ってくれるため、研修生には有難い教育係だ。

 研修の内容はさておき、この施設を通じてひなこにもDランク女子の扱い方がある程度分かってきた。 人格を考慮しないわけではない。 機能面を十二分に発揮させるために、最低限の配慮はする。 ただ、あくまでも『最低限』だ。 一見して『全く配慮しない』レベルが相応しい。 そうでなければ少女たちも自分の機能に甘えが出てしまい、性能未達の烙印に繋がる。 モノとして扱いつつ、時折人格を『モノの延長』で擽ることができれば、それが理想ではないかと思う。

「あたしは午後用の餌を用意しにいくけど、ここ、任せて大丈夫だよね」

「はいっ。 今週の検査は、昨晩教えてもらってるので、準備できると思うです。 『匂便検査』と『温便検査』、それから――」

「それから、明日の『詭便検査』の準備だけど、あんまり先に先にいかないでおこうよ。 まずは『匂便検査』をキッチリ仕上げてから。 いい?」

「はいっ」

「今日も全員合格させようね。 じゃ、また」

 和美が天井の給餌タンクをいじるべく姿を消し、部屋には20体、いや20人の少女とひなこが1人。 和美が戻ってくるまでに、また検査開始時刻までに、少女たちを仕上げておく必要がある。

「ふう……」

 軽く深呼吸する。 ほのかにウンチ臭い部屋の空気が肺に満ちる。

 既に少女たちはお腹がパンパン、いやカンカンになっていて、排泄衝動はピークに達している。 どの肛門も必要以上に収縮し、イソギンチャクのように窄まりながら、内容物を必死に抑え込んでいる。 そんな菊門を眺めるにつけて少女同様ひなこもまた、1日を糞便と格闘する自分に思いを馳せざるをえない。 いくら研修とはいえ、意に染まない内容ではあるが、否も応もないわけで……しかも少女たちの運命がひなこの努力にかかっているのだから、頑張るしかない。

「……今日も一日頑張りましょう、です」

 ひなこの独り言は、ともすれば現実逃避しがちな自分自身に対する、ひなこなりの叱咤でもあった。




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