キョウコの個人指導 サキ-5
「吐くの?いいわよ」
キョウコは口を開ける
サキの吐瀉物を待ってる様だ
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
無理だ
こんな異常な人を喜ばせる事を思いつくわけない
貴族だと分かった以上、逃げることも出来ない
従うしかない
女同士なら妊娠する様な事はされない
サキは心を決めた
「指示…に従います…」
責める様な目ではなく何かを諦めた目をしているサキにガッカリしたキョウコ
今までの女子にも殆ど引かれて終わり、自分の異常を受け入れられる人は……
一人しかいなかった
水泳部顧問のアケミ
彼女は今は壊れているが、壊れる前は明るく人の悩みは何でも聞くタイプだった
壊れた原因は男子ではなくキョウコかもしれないとキョウコは気付いていない
男子にホイホイと股を開くアケミに興味はなくなっていた
そんなとき見つけたのがサキだった
水泳部、もしかしたらアケミみたいに…と思ったのだ
しかし、サキは吐きそうになり口を手で押さえ、引くだけ
満足できそうもない
キョウコはサキを帰した
やっぱり…
キョウコは尿に顔をつけアケミとの思い出に浸る
END