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尚代
【SM 官能小説】

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契り-2

 唇を重ねたまま、男は右手を身体の間にねじり入れて乳房を握りしめた。指を押し返すほどの張りのある乳房だった。今まで触ってきた女のものはブヨブヨしたものがほとんどだった。整形していた女も多かった。
(なんて自然な張りなんだ……)
 惚れて、憧れた女の乳房を自由にできるのはこんなにもいい気持ちなのか、と格別の思いだった。
「痛いわ……」
 指の間から乳房がはみ出るほど握りしめた。指の股に乳首があたる。
(乳首が勃っている)
 手を緩めると指の跡が赤く残った。
「奥さん。……乳首が硬くなってるぜ」
「ううぅぅ……」
 左手を尚代の股間に伸ばそうとするが、腰骨と腹が密着していて思うように動かせない。
 そうこうしているうちに、尚代の両手が降りてきて男の顔を振り払おうとする。男は自分の頭でその両手をはね除ける。
 尚代の両脚が充分に開いていないので、割り入れた膝を上に動かす。
 しだいに両腿が開き、空間が拡がる。すかさず腰を浮かし、左手を自分の腹に沿わせて、二人の間に潜らせる。
 せり上がった金玉の横から股間の隙間に差し入れた。思ったよりすんなりと入っていった。
 そのまま探るように指を前に伸ばす。
 窪みに触れた。アナルだった。
 少し指を戻すと、グニョグニョとした秘唇の縁に触れた。
 指を伸ばすと突然暖かい蜜液に触れた。
(濡れてる……やっぱり、発情期なんだ。……頭で嫌がっていたが……こんな状態でも男が欲しくなるんだな……)
「奥さん!……ひどく濡れてるぜ」
「言わないで……」 
(すげぇ……ベチョベチョだ。……人妻って、欲しくなるとこんなにまで濡れるものなのか)
 左手を抜き、今度は右手を無毛の丘を滑らせていった。硬く立ち上がった花びらが、縦に二つに割れている。手のひらが、溢れた生暖かい蜜でタップリと濡れたのがわかる。
 手の平を左右に動かし、秘唇を擦った。二枚の花びらが左右に揺らめく。手のひら全体に蜜液が拡がった。かまわず擦り続ける。ニチャニチャという淫靡な音が部屋に響く。
 やがて手首に硬くなった女の尖りが触れたので、手首を震わせた。
「あん、またぁ……もう、しないでっ」
(凄く硬くなってる!……感じてるんだ)
 擦るのを止め、抜いた右手のひらを見るとべっとりと蜜液が付いていた。半透明で指と指の間に糸を引いていた。排卵期を示す、独特の粘りけのある蜜だった。
(間違いない……受胎期だ)
 濡れて光った手のひらを尚代に示した。
「ほれっ。こんなに濡れてる!」
「あたりまえじゃない。こんなことされれば……うぐうっ」
 男は再度唇を合わせ、息を吸い出す。そして吹き込む。
「ううぅぅ。……あっ、もう、やめて……」
 尚代は男の身体の下で、芋虫のように緩やかに蠢いている。

 男は身体を起こし、改めて尚代の股間を見た。目の前に茶褐色に縁取られた花びらが硬く立ち上がって、溢れ出ないように蜜液をたたえていた。その内側にはピンク色の肉壺が口をそっと開いて男を待っていた。
 尚代の両手が降りてきて、秘裂を縦に隠そうとする。 
 男はそれにかまわず、両手で左右のふくらはぎを掴んだ。
 そして両脚を割り開いて、尚代を二つ折りにしていった。
 ソロソロと股間に屹立を近づけていった。
 股間を遮る尚代の両手の指先に、ゴルフボール並の男の亀頭が触れる。
「どうだ、でかいだろう。これが入っていくんだぜ」
 尚代は目を閉じ、なるようになれと言わんばかりに、ふて腐れて無言だった。
「さぁ、いつまで、黙っていられるか。……それっ、挿れるぜ」
「あうっ!……あうっ!……」
 屹立に右手を添え、亀頭でクリトリスをポンポンと叩いた。
 それから、亀頭を肉壺の入り口に宛がおうとしたのだが、興奮のあまり、大きく脈打つのでなかなか入り口に入らない。
 が、苦戦の末、ようやく入り口に半分頭が入った。亀頭が蜜にくるまれている。
 そしてゆっくりと押し挿れていく。
「あっ、……いやっ。痛いっ……いいぃぃ、無理ぃぃっ……」
「痛がるなんて、まるで、処女に挿れていくみたいだぜぇ……」
 亀頭部分が挿ればあとは一気に奥まで突き入れることができる。
 男はグググッっと突き進んでいった。
 尚代の顎が上がり、降りていた両手が男の胸を突いた。
「ああっ……ううううぅっ」
 尚代のとっては、槍で体内を貫かれるような感触だったのだろうか。押し広げられる歓喜とも、割り裂かれそうな恐怖感の叫びとも、痛みからくる呻きともつかぬ声を上げていた。
 一方、待ちかねた男を受け入れた感激の声だったのか、と男は勝手に考えていた。
「奥さん。奥さんのマンコっ……あったかいぜ」
 予想以上の肉壺の体温だった。閉じていた膣壁が男の屹立を迎え入れて暖かく包んでくれた。拡がりきった秘唇の花びらが屹立の竿に纏わり付いている。
(なんて熱いんだ。……とにかく一度奥まで納めてしまおう)

 男は腰をグググッとさらに押しつけていく。ズルズルと秘唇の奥に進んでいく。
「うううっ……すごいっ。ああっ……すごいわぁ」
 尚代は顎を上げて、首を左右に振りながら男を受け入れていく。ミチミチと音を立てながらゆっくり肉壺に埋まっていく。花びらが竿に纏わり付いて肉壺の中にめり込んでいく。眉根が寄って、苦しそうな顔をしている。
「ああっ……痛いっ。裂けちゃいそう……もっと、ユックリ」
「大丈夫だ。……この痛みが初夜のようなものだからな」
「うぐうぅぅ……子宮が痛いぃぃ」
 ついに洞窟の奥までたどり着いた。納まりきれない部分が五センチ以上残っていた。


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