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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第三章 制裁されたハーフモデル-17

 辛うじて内ももを擦り合わせる事ができるが、鎖を張られた脚がそれ以上内側には引けない。
 そして、さっき車内を見回した時には、反対側の男のドアの上にも同じ器具があった……!
「いやぁっ!」
 真璃沙が全てを了解した時には、既に逆側の脚にも革ベルトが巻き付けられ、あとはバックルを留めるだけになっていた。
「……真璃沙ちゃんの嫌がる姿、本当にゾクゾクするねぇ。さっきからパンティがチラチラしてるよ。本当はパンチラ見せたいんじゃないのぉ? 人に見られるのが仕事だもんね、モデルさんは」
 両方の胸乳を充分に堪能した手が、撫で回しつつ腹の上を降りてくる。チューブトップが乱れ、ピアスの光るヘソと一緒に真璃沙の瑞々しい小麦肌が晒されていた。
「うっ、や、やめ……」
「やめて? くく……ほーら、若くて将来有望なモデルさんは、今日はどんなパンティ履いてるのか確認しとくね?」
 男の手がデニムまで到達すると、ゾゾゾと下腹から寒気が起こった。真璃沙は脚をバタつかせるのをやめてピッタリと内ももを閉じた。
「……変態っ! 死ねっ、やめろ……もう、やめろって!」
「見ちゃってもいいかな? 真璃沙ちゃんのスカートの中」
「ぐっ、こ、こんなこと、なんでこんなことすんだよっ……」
 そう恨み言を吐いた真璃沙だったが、理由は心得ていた。
 だが、逆恨みだ。こんな……三人がかりで罠にかけて、犯されるほどのことでは、絶対ない。――そうだ、涼子も「これは犯罪だ」と恐れていたではないか。
 こうして真璃沙の頭の中で「強姦」という言葉が生々しく浮かんだのが分かったかのように、
「……くく、違うよ? 躾だよ、躾。見た目はキレイだけど、礼儀とか素直さってのがなってないからねぇ、真璃沙ちゃんは。パンティ見せてって言われたら、『うん、マリサのパンティ見て』とか言ったらどう? ネットではあんなに愛想がいいクセにさ」
 いちいち言うことが気色悪く、ネチっこい声音と相俟うと倍増する。男は裾に手をかけたまま、真璃沙の顔の近くまで寄ってきて、臭い息を吐き、「……もちろん見るだけじゃないけどね? 真璃沙ちゃんのパンティ、思いっきりクンクンしてあげるし、エッチそうなアソコもいっぱいアムアムするよ? うふふっ……」
 耳から流れ込んでくる妄言に悲鳴を上げそうだった。
「ほぉら真璃沙ちゃん、脚、開いてパンティ見せてよぉ」
「するかっ、ばーかっ! 死ねっ!」
「じゃあ無理矢理見ちゃうよお? いいのぉ?」
 クイッとデニムミニの裾が引かれる。
「……ふんっ」
 真璃沙は目を合わせないものの懸命に嘲る笑みを繕って、「み、ミニ履くときって、普通、見せてもオッケーなやつだし? お前みたいなキモい奴、こうでもしなきゃ……」
 履いているのは決して見せるつもりの下着ではなかったが、そう毒づこうとした。
 だが真璃沙が言い終わらぬうちに、男は身を起こした。
(来るっ……)
 スカートを捲り上げられる恥辱に備えようと、更に脚をピッタリと合わせる。
「涼子っ、引けっ!」
 しかし男は真璃沙のスカートからもあっさりと手を離した。
 カシャという予想外の音が聞こえてきて、背けていた顔を男に向けると、もう一方の膝の革ベルトの鎖も取っ手の滑車に取り付けられていた。逆側では涼子が鎖を握っている。
 突然、猛烈な力で両膝が外側に引かれていった。
「うっ!」
 慌てて膝を閉じようとするが、一度離れたらそれ以上、元に戻すことはできなかった。
 ジャララッ……滑車が軋む音がすると、また膝が開く。
「わっ、……や、なんだよっ、これ!」
 男は鎖を両手で掴んだまま、
「見せてもいいって言ったのは真璃沙ちゃん……でしょっ!」
 反対側の涼子と呼吸を合わせて鎖が引かれていった。膝は完全に離れて、開いた太ももの付け根でピンとデニムミニの裾が張る。
「ほーらほら、見えそうだよぉ」
「……ていうか、もうこっちはミラーで丸見えなんですけど。すっごいバカっぽいパンツ履いてるよー」
 運転席からそう言われると、鏡から反射してくる視線をスカートの中に感じて内股に力が入る。だが決して閉じることはできなかった。男はともかく、女の涼子の腕力で引かれているのに、股関節の筋肉をもろともせずに割ってくる力が信じられなかった。
「ほらもっといくぞっ、涼子っ」
 滑車が鳴る。真璃沙の脚ははしたないほど開き、寄り皺を作ったデニムミニが押し上がって、遂にシルバーのレオパード柄の丸みが顔を覗かせた。
「確かに頭悪そうなパンティだ。でも真璃沙ちゃんには、よーく似合ってる」
「……み、見んなっ、く、くそっ」
 長い脚が左右に大胆に開かれ、傷や痣どころか、シミ一つない小麦色の肌が車内に時折射し込んでくる陽の光に滑らかに輝いた。その中心では、見ている方が不安になるほど面積の小さい大胆なアニマル柄のショーツが、下腹部にピッタリと貼り付いていた。
「ほら、抵抗しても無駄だよぉ。こっちが引く力よりもずっと大きな力が出るんだからね。学校で習うでしょ、動滑車ってやつ……。あー、あまり勉強せずにそのエロボディばっか磨いてた真璃沙ちゃんには分かんないかー」
 もう充分に開脚させられて下着は晒されているのに、男がまだ鎖を引いてくる。
「ううぅっ!」
 股関節が限界にまで広がり、これ以上は痛みを催す角度だった。
 ミニバンの二列目の真ん中で、頭の上で腕を張られ、左右に膝を吊られて、もう真璃沙の体は僅かに背中を捩らせることしかできなかった。開いた脚の中心へ三人の視線を感じる。


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