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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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記憶-3


「嫌じゃ、ないってば、、」

「、、また嫌いって
  言われると思ったー。」

「 ぇ? 、、ぁ 。」


2人はソファーに座ったまま、
タクミはちづるの上半身を
抱きしめた。
ちづるは、昨日自分がタクミに
『嫌い』と言った事を思い出す。
思い出した瞬間、
胸が苦しくなる。

「〜っ 、、 っ  、、」

「ちづちゃん?」

    震えてる


「〜っ  ぅ、 、、〜っ」

「、、泣いてんの?」

「 〜っ 泣いて ない 」

「、、、。
  おねしょがショックだった?」

「〜っ! 、 、、」

「、、大丈夫だって。」

「、、〜っ 何が? 
 何が どう大丈夫なの?」

「 んー?」

「大丈夫じゃ ないもん
だって、 私 、、
 なんにも覚えてない 〜っ」

「、 、、、。」

「覚えてないなら
 治しようが 〜っ ない 」


「 まぁ、、 うん。
 でも 俺は人に言わないし。」

「〜っ 、、だから、、
そういう 〜っ 
   心配は してない 」

「、、じゃー、、
    何が辛いの?」

「、、 〜っ ぅ っ、 
 〜っ ふ ぅ っ
   タクミ 君が 」

「 俺が? 」

「〜っ、、 っ ふ 〜っ
 うぅっ 、、 ふ 」


「俺はー、、。 
  変な風に 思わないよ?」

「〜っ っ 〜っ ふ ぅ 
  〜っ  ふぅ  〜っ」

 
  そう言うと 思った

 タクミ君は 優しいもん



   〜っ  、、〜っ

  だから

  早く

   ちゃんと しなきゃ


「、、〜っ もう 本当、
 大丈夫だから 」

「、、 、本当?」

「うん。 ご飯、作る、、」

「、、ん。」


ちづるは立ち上がるとキッチンに
向かい、朝ごはんを作った。

テーブルに並べると
「いただきます。」と言い
2人は食べ始める。  

ちづるは、
自分が落ち込むと
タクミが気を使うと思い
なるべく明るく振る舞った。
テレビの話や仕事の話などをする。

タクミは
ちづるが健気に
自分に気を使わせないように
している事を感じ取っていた。
そして、
昨日の事を思い出し
ほんの少しだけ胸に罪悪感がひろがる。
ちづるの話を聞きながら
別の事を考える。

「、 、、、。」


  言えなくなっちゃった

 昨日の タオルの
   あれ

 おしっこじゃなくて
 
  ただの水だ なんて




タクミは、昨日の事を思い出す。


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