タコパの話-3
「 ん、 うん 、、。」
ちづるは気まずそうに
うつむいた。
タクミが言う。
「とにかく、お布団行こっか?」
「、 、、うん。」
2人は寝室に行く。
電気はまだつけたまま、
タクミはドサッと布団に入る。
うつ伏せになり、
枕元に置いてあった茶色のポーチの
チャックをあけている。
ちづるも布団に静かに入る。
タクミがおしゃぶりを
手にして言う。
「これねーー。」
「 、 、 、、。
ごめん。」
「? 何が?」
「、、せっかく、、
くれたものなのに。」
「、 、、、。」
「嫌な気持ちになった?よね、 」
「、 、 、、。」
「ぁっ でも、まだ、、
その、捨てるって
決めた訳じゃなくて 」
「、 、、 ふ 」
「 ? 」
「 ふふっ
ちづちゃんて、本当
男心分かってなーい、、。」
「 え?」
「嫌な気持ちに、なってないよ。
むしろ、、 逆。」
「 え? ? 」
「ふふっ 」
捨てようか
悩んじゃうぐらい
おしゃぶりに
依存性があるって事は
むしろ
「テンションあがる。」
「 っ ? 、、 何が ?」
「別にーー。
なんでもない っ
ねぇ、ところで今日はさぁ。
俺の好きな事、
していいって事だよね? 」
タクミは体勢を変えて
手で頭を支えながら
近い距離でちづるの顔を見る。
「え?」
「さっき。
そう言ってたじゃん。」
「好きな事ってゆーか、、。
だから、タクミ君が
したいならする。
したくなかったら、しない。」
「うん。」
「、、いつも、私が 」
私ばっかり
エッチしたがってる気が
「んっ?」
「っ、 ううん!
なんでもない。
とにかく、タクミ君の、、
ぁの 〜っ、、
気持ちで、
動きたいから 」
「ふふっ 本当ーー??」
「、、うん。」
「ふーーーん、、。
無理してない?」
「ん、。 してない。」
「じゃーぁーー。
服、脱いで。」
「ぇ? 、、、うん。」
ちづるは布団の中で
もぞもぞと服を脱ぐ。
脱ぎ終わるとふと気がついて、
電気のリモコンを取ろうとする。
すぐにタクミが言う。
「あ、電気は
消しちゃ駄目ーー。」
「 ぇっ? 」
「電気はつけたままね。」
「、 、 、 、、。」
「下着もー。」
「 ぇ? 、、うん。」
ちづるは、
言われるまま下着も脱ぎ
布団の中で全裸になった。
仰向けになり、
タクミの顔を見て言う。
「、、脱いだって事は、
エッチするの?」
「んーー、、どーだろー。」
「、 、、、。」
「まだ分かんない。
まぁ、したくなったらするよ。」
「 、、そっ か。」
「ふふっ なんかまた不安そー。」
「っ ううん、、大丈夫。
今日は、
タクミ君に決めてほしかったから。」
「そーぉ?」
「うん。」
「、、、。
四つんばになって。」
「 え? 、、、ん。」
「俺の上で。」
「 っ、、 うん。」
タクミは仰向けに寝る。
ちづるはタクミに覆い被さるように
四つんばになった。