恐怖心-2
タクミはちづるの身体を
抱くようにしてバイブを動かし
続ける。
ちづるはずっと
親指をしゃぶりながら朦朧とし、
自分が自分ではなくなるような
なんとも言えない不安感で
胸がいっぱいになっていた。
心は不安なのに、身体は熱い。
それを自覚するとますます
不安になってゆく。
どこまでも、堕ちてゆくような
感覚が怖くてたまらない。
「〜っ、 っ、、ぅ″ーー
ふぅ 〜っ、、ん 〜っ 」
「っ、はーーー、、まだ、、怖い?
何回イけるかなぁ、、 」
「 ぅ 〜っ、こわ い
〜っ、 ぅ ふぅ、、〜っ 」
「、、俺、居るから
怖くないよ ? 」
「んっ、、 〜っ ぅ 」
「 ね?」
「〜っ、、 っ 」
「ほら、、指、ふやけちゃうよ?
もー やめなきゃ 」
タクミはちづるの親指を
口から外す。
しかしすぐに
また指をしゃぶってしまう。
タクミはもう1度指を外して言う。
「駄目? 、、そんなに
怖いの?」
そう聞くとタクミの目をじっと
見ながら頷く。
タクミは興奮しながら言う。
「っ、はーー、、
でもほら、バイブ
吸ってるよ? 分かる?」
「 〜っ、 ぅ っ、、 」
「欲しい欲しい、、って、、。
止まんないんでしょ。
っはーーー、、、
ひくひくしちゃって
やらしー、、、。 」
「はぁっ、、っ 〜っ、んっ
ふぅ っ、、ん んん 」
分かる
〜っ、、 でも それが
怖いの
どんどん
堕ちて
堕ちて
あたし
いなく なっちゃいそう
「 ちづちゃん? 」
「 っ、、はーーー、、、
はぁ ん ぅ 〜っ、 」
怖い
「 、、何回イったんだろーね。
4回? 5回かなぁ?
っ、はーー、、 」
性欲に
溺れていくのが 怖いのか?
でも それなら
もっと
怖がって
溺れて
俺を求めればいい