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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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20.うんち生産-1

 現代において『排泄』は、ただ栄養の搾りかすの生産にあらず。 消化管を通じて食物を漉しとる行為は様々な用途に発展する。 例えば『コーティング』だ。 腸液に特殊な成分が混ざるよう訓練する。 その上で排泄を通じて機械で扱えないようなタンパク質を、表面を特殊な成分で覆いながら生産する。 これは排泄特化したものならではの生産法だ。 或は『生体濾過』だ。 製品に不要な物質を分解、吸収するよう消化管を鍛える。 そうしておいて、喉への抽入から肛門での排泄に至る過程で、自分の体内で製品を磨き、完成させる。 物理的には『製品の小分け作業』も該当するだろう。 例えば機械が生産した『練り物』を口に入れ、1口サイズに肛門でちぎって小箱に詰める。 現代の機械には必ず『生体部品』を組み込むことが義務付けられており――機械だけで全工程を運用することは、過度の機械化のリスクを産むと考えられている――『排泄強化者』は最も広く活用されている『生体部品』の一つになった。

 ちなみに一般の『排泄強化者』――親しみと軽蔑を込めて『ぶりぶりマスター』と呼ばれることもある――であれば『10g』単位で(誤差1g)排泄できる。 中には細く絞ったウンチでもって、『1g』単位(誤差0.1g)で排泄する職人芸を見せる『ぶりぶりマスター』もいて、尊敬を込めて『ぶりぶりドクター』と呼ばれている。 当然質量だけではなく、形や色も、指定された通りに排泄できねば使い勝手が悪いため、『排泄強化者』の認定を受けてからも、日々要望通りに排泄するべく鍛錬の日々が待っている。

 ひなこが配属された施設は『訓練所』に分類される。 『Dランク』に認定された少女のうち、規定の成績を残せない未熟者がここに送られてくる。 そういった未熟者を再訓練するのが、当該施設の主な役割であり、ひなこの研修先も例外ではない。 『排泄』に特化することで『Dランク』になったものの、立派に排泄をコントロールできない少女を鍛えること。 これが『排泄強化者訓練所』の目的、すなわちひなこが取り組むテーマだ。 

 再検査を宣告された少女は合計20名。 それぞれが『栓付開口具』と『目隠し』で顔を拘束され、手足は四つん這いで机の上に這う。 手足の関節ごとにアタッチメントで机に拘束されているため、顔を上下させるくらいしか身動きは取れない。 

 色、質、量、形、容量、匂、勢、保持、姿勢。 鍛える項目は無数にある。 ひなこ達は、それらすべての項目を訓練、検査し、設定水準を合格させなくてはならなかった。 

 なお、どれか1つでも『不合格』であれば、この訓練所に送られてきた少女は、排泄強化者の認定を失うことになる。 『認定取り消し』つまり『使用不可』の烙印を押された少女を受け入れてくれる場所は、少なくとも『Dランク』中には存在しない。 つまり、訓練所で不合格を付けられることは、自動的に『Eランク』への降格を意味する。 『Eランク』……それはヒトではなく、モノですらない『マテリアル』として処理される立場だ。 人工子宮や人工卵管といった生体部品の素材として、或はたい肥や強壮剤の原料として、または特殊な用途に応じた拡張、摩滅、抽出、撹拌、その他様々に改造を施され――要するに不可逆な運命が待っている。 ひなこが『再検査』合格を目指す以上に、他でもない、少女たち自身が必死で『再検査』と戦う理由がそこにあった。
 
「よーしよし、いい子だよ〜。 その調子でドンドンお腹にいれちゃおう」

「ふぐっ、ぶぐっ、むぐぐぐぐ……」

 和美――訓練所のベテラン検査員で、ひなこの指導担当でもある――が手にしているのは『給餌ポンプ』から伸びたチューブ。 再検査を命じられた少女――ここでは『ウンチ生産牝女子』、うんちせいさんめすおんなのこ、略して『ウン子』と呼ばれている――の1人が相手だ。 少女の口に連結し、抜群の消化を誇る馬用飼葉の流動食を注入する。

「噛む必要はないわ。 とにかくゴクゴク呑んでればいいからね」

「むぐっ、んぐっ、むぶぐぐぐぅ……」

 次第にお腹が膨らみ始めた。 それに従い、少女の鼻息が苦しげに荒ぶる。 

 口から入った食物は、消化管を通じて肛門まで運搬される。 

「まだまだ入るよねぇ。 お腹パンパンに、ていうか、カンカンになるまで食べなきゃだもの」

「むぐぐ……うえっ! お、おえっ、おえぇぇぇ……!」

 それまで順調にのみほしていたのが、急転直下、ビクビクと胃を中心に蠕動させる。 逆流する吐瀉物の気配を察知すると、すかさず、

「ダメだよ吐いちゃあ。 『勿体ない』って教わらなかった?」

 グムッ、喉の奥に黒いゴムボールで送り込む。 『栓弁ゴムボール』といって、ただのゴムではなく、水気をすって急速に膨らむ素材でできている。 食道や肛門など、体内に挿入して膨らませれば、一瞬で強力な『栓』になるスグレモノだ。 ボールが喉チンコに触れて、更なる吐瀉衝動を引き起こす。 けれども実際の吐瀉が始まったとき、ボールは気管支の下まで落ちていた。 一気に膨らんだボールが、気道と食道を遮り、行き場をなくした吐瀉物は胃に逆流する。 気道は確保されているため、えずく連続で悶えつつも、どうにか呼吸は継続する。 喉を不自然に膨らませ、吐いても吐いても吐きだせない苦しみで暴れる少女。

「あたしが監督する限り、一切れたりとも無駄しないよ。 全部貴方の糧になるまで、きっちり面倒みてあげる。 だから頑張って、しっかり消化しちゃいましょう。 たくさん食べて、いっぱいウンチしましょうねぇ」

 慣れた手つきでお腹をさする。 いや、さするというか上から下へ抉るといった方が正確だ。 ぐるぐる暴れている胃の内容物を、無理矢理腸へと送っている。 何度も何度も、搾りだすようにお腹をえぐる手つきからは、息絶え絶えになっている少女に対する配慮が一切無かった。



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