第18章 電気責め-1
第18章 電気責め(1)(美弥の割礼)
バイヤーの要望に応えるために、美弥の身体、特に女の部分を調べることになった。
今日は、バイヤー夫妻二組をお迎えする日だった。
バイヤーの夫人の一人から割礼を求められていたので、百合絵を完全な割礼をうける標的に決めていたが、新たに別の夫人からももう一人割礼するように求められたのだ。しかもバイヤー夫婦が見ている前でというのが条件だった。
結局、美弥の身体を使うことが決まった。ただし、クリトリスの亀頭を除去するという簡単なものを施すことになった。
美弥は、婦人科の内診用の診察台の上に乗せられたまま休んでいた。これから自分の身体に何が施されるかは知らされていなかった。
手足をベルトで固定されていたので、不自由な姿勢のまま何回もおしっこをしていたのだろう。太腿の内側からお尻にかけておしっこまみれになっていた。
両足を高く上げているため、足から腰にかけて痺れが出ていた。
ウトウトしているとマヤとユキが入ってきた。
「どう。少しは眠れたようね」
美弥はまだ状況がよくわからず、目をしばしばと瞬いている。
「あらあらずいぶんおしっこをしたこと。……今日はここを調べるからね」
ユキが蒸しタオルで股間を拭った。熱いタオルが心地よかった。
「売りとばされる前に、おまえの身体を調べて,どんな加工ができるか考えるためよ」
マヤが美弥の女の溝を手のひらで叩きながら言った。
「加工って?」
美弥が不安そうにマヤの顔を窺っている。かつての自信はなくしていた。
マヤは美弥の質問には答えなかった。
「プルンプルンして良いマンコね……もったいないわ」
白い肌とさっぱりした女の溝の周囲だけがコーヒー色のポテッとした膨らみをもっているのが良いコントラストを示している。
ユキがモップで床に飛び散ったおしっこをふき取りはじめた。
「左側のラビアが大きいのでおしっこも大きく飛び散ってるわ」
ユキの言葉に美弥は顔が赤くなっていた。同性であったとしても、秘密の部分をあからさまに批評されることは辛かった。
「なんか厚くて不格好ね。特に左側のウイングが大きいわね」
「右側が奇形なんですか?」
ユキが聞いてきたのでマヤはそばに近づいてきて左側の花弁を摘んで伸ばした。ねっとりとした茶褐色の縁取りの花びらがゆっくりと広がっていく。巻き込んでいた内側に白いチーズ状の恥垢がこびりついている。花弁が大きいために、タオルで拭っただけでは男の残渣はなかなか綺麗にはならない。
「右側のこのくらいの形が正常ね。左側のはいくらなんでも大きすぎるわ。測ってみようか」
ユキとマヤが場所を交代した。マヤが、アルコールを浸した脱脂綿をピンセットに挟み、あらっぽく女の溝を拭った。特に花びらは裏も表も何回も拭った。
「ひいぃ。……しみるぅ……」
冷たさに思わず声を立て、顔をしかめた。
ユキが測定用のノギスをマヤに手渡した。マヤは手の中で左側の小陰唇を引き伸ばした。小陰唇は半月形だった。一番伸ばすと四十ミリもあった。これに対して右側はわずか十二ミリしかなかった。いかに非対称かがわかった。
「一般的には十ミリから十五ミリだから、やはり左が特別大きいのね。右に合わせて切り揃えてしまおうかね。……これだけ大きいと穴を開けたくなるわね」
「開けてどうするんですか」
「金属のリングを通す人もいるくらいよ」
「穴を開けるときは痛くないんですか」
「痛くないことはないけれど、これだけ伸びているからね。チクッとした感じよ」
「色はあまり黒くないんですね?」
「自分で見えないこともあるけど、自分のは黒ずんでいると思っている人が多いのよ。でもこの小陰唇の周縁だけ黒っぽくなっている人がほとんだなんだけれどね」
「まあ……」
「ユキのだってそうだわ。……自分の見たことある?」
ユキはポッと顔を赤らめた。
「ええ、まぁ、鏡で。……でも黒くない感じだったわ。周辺部が紫色って……感じかな」
「若い人は水分が多いから薄く見えるのよ」
「セックスの経験が多いと黒くなるっていわれているようだけれど……」
「ユキは,私しか知らないんでしょ。……だからそんなの関係ないわ。……生まれつきよ」
マヤの手で、女の溝がパックリと左右に大きく開かれた。マヤの目の前には、匂い立つようなピンク色の膣口と、その上にある周辺部がうす紫色のひしゃげた尿道口、そしてちょこんと顔を覗かせている茶褐色のクリトリスが縦に並んでいた。
どれも普段は人目にさらさないものばかりである。それが天井のライドがあてられ暖かく熱を持ってきているのがわかる。女の溝が人目にさらされて批評をされ、美弥は恥ずかしかった。
「あっ……い、痛いっ」
突然股間に鋭い痛みが走った。
「うぎゃっ……何をしたの?」
痛みは二回続いた。マヤがクリトリスの包皮を剥いて、捲れた皮が戻らないように亀頭の両側を注射針で止めたのだ。楕円形の大きな亀頭がニュッと現れた。
「良い形ね。ちょっともったいない気もするけど……」
顔を出したクリトリスに膣内から蜜液を掬って擦ってみる。
「ああっ」
美弥が下唇を噛んだ。酸味のある女の匂いが、たち上ってきた。
「ああんっ……」
太腿にプルプルと痙攣が走った。
「気持ちがいいようね。……じゃぁ、この女はこのままにしてお客を待ちましょうか……」
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