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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第11章 尿道責め-6

第11章 尿道責め(6)

 芳子は輪姦されたことに対して、被害届の提出はもちろんのこと、なぜか研究所の上司にも報告しなかった。芳子には、潜入前から仕事柄、輪姦されたり、妊娠する可能性があることは重々納得させ、覚悟させておいたはずだが、現実に遭遇すると、やはり女なのだろうか、精神的にまいったようだ。
 自宅に籠もり、出社できなくなってしまった。
 半月後、芳子に生理が訪れなくなり、やがて悪阻など妊娠の兆候がみられ、地元の医院で妊娠三ヶ月と診断された。
 欠勤が続く芳子の心配をして、訪ねてきたのはユキだった。
 しかし、これも計画のうちで、ユキに様子を探らせようとマヤが命じたのだ。
 そして芳子から輪姦や妊娠の話を聞き出したユキはマヤに報告した。

「同僚に犯されたことがやはり一番のショックのようで、かなり落ち込んでました」
「そう……やっぱり、女ね。……慰み者になったことで、男性不信になったのね。見かけより脆かったなんて意外だったわ」
「一度目が覚めたのが翌日の夕方だったようで、全身がだるくて動けなくて、また寝入ったようです。ベッドから動けるようになったのは二日後の朝だったそうです。シャワーを浴びるために浴室に行って鏡を見たびっくりしたと言ってました」
「……」
「体中があざと擦り傷でひどかったそうです。それに、あそこの毛が……あっ、陰毛が剃り落とされていて、性器が腫れ上がっていたと言ってました」
 マヤはユキに対して、日頃から正確な用語の使用を命じていた。あいまいな言葉を使うと叱咤されていたのを思い出し、ユキはあわてて言い直した。
「それで」
「しゃがんで見ると、膣から紐が一本垂れていて、……その紐を引き抜くとドロドロの精液まみれのタンポンが出てきたそうです」
「性交後に精液が流れ出さないようにしたのね。受精が確実になるようしたわけね」
「はい、そうだと彼女も言ってました。そして全身の筋肉が痛んでいて、声もガラガラ声になっていたと言ってました」
「催淫剤が使われたから、当然よね。……のたうって、よがり声上げてれば……」
「まぁ、いやだぁ」
「そうだ。……これ聞いてごらん」
 マヤは山本から渡された実況テープの一部をユキに聞かせた。
 芳子の放つ、鼻にかかった牝の悦び声が突然再生されると、初心なユキはすぐさま真っ赤になってしまった。
(あのキリッとした顔立ちの芳子さんが、こんな獣のような声を上げて……ああっ、悶絶してる……)
 ユキは腰回りが緩んできた。
「なに赤くなってるの?……うん?ジンジンしてきた?」
 マヤはユキを抱き寄せ、ギュッと抱きしめた。
(ああっ、マヤ様……)
 久しぶりのハグに、全身の力が抜けていく。
 マヤが唇をユキの唇にかぶせ、右手でユキの乳房を掴んだ。
(ああっ……いい……マヤ様の匂いだわ)
 マヤの手の中で崩れはじめていた。
「ふふ……可愛い娘ね。もう乳首が硬くなってるじゃない」
「だって……」
「芳子の声を聞いているうちに、我慢できなくなったんでしょう」
 マヤはユキのスカートのフックを緩め、ブラウスの裾からパンティの中に手を滑らせた。手のひらがユキの体温を暖かく感じた。手の甲がパンティのきついゴムに擦れ、たくれて痛い。
 手首が納まったところで指先に柔らかく毛の感触が伝わってきた。マヤの手が更に降りていく。
 ユキはマヤの肩を着衣の上から噛んで洩れそうな声を抑えていた。
(うううっ……もうだめだわ……あっ、濡れてきちゃう)
 シャリシャリとした感触の毛の中を指先が進む。しっとりとした毛がマヤの指の間に挟まっている。
 マヤの指は女が持つ独特の膨らみの上を探るように進んで行く。
 急に森が開けたように人差し指の先が湿った柔肌に触れた。硬くコリコリした尾根にあたった。
「ああうぅぅぅ」
 マヤの肩を噛んでいたユキが思わず声を上げた。
 マヤの指先は尾根の上を進む。突然熱い珠玉に触れた。
「あうっ……いやぁ……」
 マヤの指が珠玉の上を越え、さらに進むと柔らかいぬかるみに達した。ユキの小陰唇は充血して硬く左右に拡がっていて、マヤの指がやってくるのを待っていた。
(あっ、……そこよ……)
 ゆかるみを指先に付けた人差し指が珠玉を捕らえ、下側から一度すくい上げた。
「いいっっっ……い、いいわぁ……」
 思わず感極まった声が上がった。
(なんで……なんで、動かないの)
 そして、次の刺激を期待しているのに、人差し指は珠玉の下で留まったまま動かなくなった。ユキのクリトリスは精一杯膨らんでマヤの指を待っている。
「ああああっ……」
 焦らされたユキの膝がマヤの指先を求めて上下し始めた。
「ふふふ……なに動いているの?」
「うぅぅ……いじわる……」
「どうして欲しいの」
「触って……お願い!」
「どこを?」
「その上を……」
 ユキがマヤの目を見てねだる。ユキは妖しい瞳をしていた。
「ちゃんというのよ」
「ううん……クリ……トリスゥ……」
「わかったわ……ここね」
 珠玉の上で人差し指が止まっていた。
「ねぇ……」
「なによ……」
「お願い!逝かせて……もう、逝かせてください!」
 ユキの浮かべる切なそうな表情を見て、マヤは満足そうな笑みを浮かべ、珠玉を押し潰すように撫で回した。
「あうっ……あうう……ううっっ!」
 マヤの手の中でユキが激しく身体をくねらせ、そして果てた。

<第11章 尿道責め(6)終わり この章つづく>



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