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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第11章 尿道責め-10

第11章 尿道責め(10)

 センターの検診のひとつに尿検査があり、尿量も測定項目に入っていた。両手を括られているので、逃げ出すことはもちろん、好き勝手に排尿もできなかった。だから排尿や排便をするためにはいちいちインターホンを使って便器を用意してもらい、秘裂にあててもらわなければならなかった。
 便器を持ってくるのは男の場合がほとんどだった。
 
「あと、八分間の辛抱よ。ここの毛も伸びたわね」
 芳子は受胎のための輪姦の際に茂みを剃られてしまった。最近になり、ようやく黒い逆三角形が見えてくるようになった。
「でも前より随分濃くなったみたいね。ピンピンしていてむさ苦しいわね。……また剃ってやろうかね。…… あら、陰唇も真っ黒になったじゃない」
 片手で短い茂みに囲まれた陰唇を掻き分け、指先で伸ばした。ツーンと芳子の匂いが鼻を突いた。
「洗ってないせいか、臭いオマンコだこと。……なんだか触りたくもないわ」
 入浴は三日に一回であった。昨日は入浴出来なかった。
 妊娠しており物も多くなってきたというのに、勝手に女性器を洗うことも許されなかった。だから排尿や排便後の拭き取りや性器の汚れの処理などのすべてを他人に任せる事になってしまう。
 男の場合は興味があるせいか何度も必要以上と思えるほど拭ってくれたり、丁寧にしてくれるのだが、女の場合は雑だった。
 肛門の周囲に便が残っていてもそのままの時もあったし、おり物だって拭いてくれない時のほうが多かった。
 サキは消毒薬を滲み込ませたガーゼで、しゃがんでいる芳子の秘唇を荒っぽく拭った。白いガーゼが黄色に変わっていった。
「しみるわ。痛い」
 芳子は額に汗をかいて我慢していたが、ついに声が出てしまった。
 芳子は洗面器の上で、腰を上下させて苦しんだ。
「あと、五分間ね。さて、最後までがまんしようねぇ」
サキが体温計に手をかけた。
「ううん。ああっ、……止めてっ!……ねぇ、お願い」
サキが体温計を動かし始めたのだった。
 三センチ沈めたところで止まっている体温計を手前に引いた。そしてまたゆっくり奥へ進めた。芳子は尿道を掻き上げられるむず痒さに耐えなければならなかった。
 五秒に一往復といったゆっくりしたスピードでピストン運動が続いた。
「ああっ。……出そう」
 こわばった体が、ビクンと震た。膝がしらがガクガクとたわんで、身体が熱く震えている。
「あっ、あうう、いいいぃ…」
 声を出すまいと歯をくいしばり、髪をふり乱して残酷な快感にあらがうかのように、目じりを吊り上げたこずえの顔は、悲壮というより、凄惨の気があふれていた。
 尿道の刺激と排尿の我慢で芳子の下肢はプルプルと痙攣し始め、腰が上下している。
(もうこっちのものね)
 サキは思った。
「あと二分間!……大丈夫かな?」
「ひどい。出そぉっ」
 芳子の肛門がヒクヒクしている。腰の上下動が激しくなっている。
 しかしサキの手は女裂から離れなかった。芳子の動きに合わせて単調な作業が続いている。
 だが、必死の抵抗はそこまでであった。
「出ちゃう。……ああっ、出ちゃう」
体温計をを動かす度に、一滴、また一滴としずくが体温計を伝わって垂れてきた。
 体温計を動かす音が変化してきた。
「あと、一分間!」
芳子は、ハアハアと肩で息をしている。額に大粒の汗が浮かんでいる。
 腰の上下が小刻みになって来た。ヌチャッヌチャッという単調な体温計を動かす音と芳子の息使いだけが部屋に響いている。
 サキはわざと体温計を少し深めに入れた。
「むっ。ああぁぁっ。……だめぇぇっ」
 大声と共に、突然体温計がサキの手から飛ばされた。
キシューッ、シュルルルッルッ。
 大きな音を立てて放尿が始まった。
「あと少しだったのにね。……残念ね」
バチャ、バチャと激しくガラスの洗面器の中に尿が溜まっていった。
 芳子はしゃくりあげて泣いていた。
「ずいぶんと出るのね」
三十秒以上続く放尿にサキは笑い出した。
 やがて激しさは静まり、タラタラと尻から腿へ伝わって垂れる尿をサキはガーゼで拭った。そしてピチャン、ピチャンという尻を伝って垂れる音に変わり放尿が終わった。
<第11章 尿道責め(10)おわり つづく>



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