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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第9章 カプセルの発見-1

第9章 カプセルの発見

 激しい発泡浣腸が終わり、美弥はいつの間にか、疲れのため眠ってしまった。診察台にベルトで縛られたままだった。
 頬を叩かれて目が覚めた。
「目が覚めたようね。
 発泡浣腸までしても、見つからなかったフィルムの在処がようやくわかったわ。
 浣腸したとき、おまえは必ずと言って良いほど失禁したわね。おまえのおしっこはいつも激しく飛沫くのよね。いびつなラビアのためだと思ったんだけど、発泡浣腸のときのおしっこの飛びかたが、また特別変わっていたのよね。それでわかったの。
 ときどき、出口でつっかえるような出方だったのよ。
 フィルムは膀胱に隠していたのね。
 どうやって中に入れたかわからないけれど、これを考えた人は大したアイデアマンね」
 マヤは鈍く薄緑色に輝くガラス棒を手にしていた。太くて、直径が八ミリもあった。そして美弥の女の溝に左手を添えた。両足を左右に大きく開いているので、美弥の不揃いな花弁も自然に左右にくつろいでいた。
「いつ見てもこのラビアはポッテリしてぶ厚いわね。それに左側だけがウィングが大きいわ。売り飛ばす前に、きれいに切りそろえる手術をしてあげるわね」
「いやぁっ」
 美弥は恥ずかしいことと恐ろしいことを再び聞かされて、ブルッと身体が震えた。 
 マヤはひしゃげた尿道口を見つけ左手の中指と人差し指で器用に小さな穴を伸ばして入り口を拡大した。暗いピンクのくぼみがはっきりと見えた。
「濡らさないと滑りが悪くて入らないからね」
 ドブンとガラス棒を水につけた。水は粘性が無いので潤滑剤になるはずもなかった。それを知って、わざと美弥の尿道口にガラス棒を突き立てた。そして強引にガラス棒を差し込んだ。
「いたたたたっ……痛い!」
 普通の導尿では、カテーテルの挿入角度と入れる速度が大切で、それによって苦痛がかなり和らぐのだが、この場合は全く反対で、美弥は尿道が引き裂かれるような痛みを感じた。
「あぎぃっ!……ああぁ、裂けちゃう!」
「大げさねぇ。裂けちゃいないわよ。最も今から入れる膀胱鏡はもっと太いのを入れるから、本当に裂けるかもね」
 美弥は全身をフルフル震わせながら下唇を噛んでいた。本当に尿道が裂けたかと思った。ガラス棒はたちまち膀胱に達した。
 見る見るガラス棒の端から、淡黄色の尿が漏れ出て、尻から垂れてきた。
 マヤは、思いっきりガラス棒を引き抜いた。
「ひいぃ!……熱い」
 刺すような痛みに思わず大きな声を上げていた。そして叫び声と同時に尿が飛沫いた。
 やがて噴水状に激しく飛び散った放尿もしだいに鎮まり、タラタラと肛門の方に伝わっていった頃、マヤは膀胱用ファイバースコープを挿入した。特にフィルムを取り出すためのもので、ずいぶん径が大きく小指ほどの太さがあった。
 美弥の尿道は、指が楽々入るくらいに拡張された。
「うううぅ」
 美弥は呻きつづけた。今度は慎重だった。スコープは蛇のように静かに飲み込まれていった。スコープはゆっくりと尿道を拡げながら前進した。
「むふぅぅっ」
 膀胱に達してから、シュッ、シュッとゴム球を使って、空気を送りはじめた。空になった膀胱に空気が入って膨らんでいく。
「むむぅぅ。痛いっ」
 膀胱が次第に膨らんできた。尿が溜まった膨満感とは違う痛みが走った。
「破裂するわ。ねぇ、止めて」
 マヤはさらに空気を送って、膀胱をパンパンにした。
「まだまだ」
「だめっ。……いたたたたッ」
 やがて尿道口から、プフッと音がしてスコープとの隙間から空気が漏れはじめた。おもむろにマヤはスコープに映る膀胱の内部を観察した。黄桃色の粘膜の中に隠れていた白いカプセルはたちまち見つかってしまった。
 マヤは注意深く、リモートハンドでカプセルをつかんだ。
 そして、ゆっくりゆっくりスコープを抜いた。ヌゲッと言う音と共に白いカプセルは何日かぶりに明るいところに出てきた。
「これね。……テフロン製か。よくできていること。……ふふふ、残念だったわね」
「……」
「まあ、これで私達も一安心、ってとこね。あとは明日の晩のバリウムショーの準備だわ」
 マヤはボスに連絡をするため、カプセルを手にして急ぎ足で部屋を出ていった。
 一人残された美弥は敗北感とこれからの不安感に襲われた。
 美弥の尿道口からはプフゥッ、プフゥと空気がオナラのように寂しげな音を立てて吹き出していた。
< 第9章 カプセルの発見  終わり >


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