寂しさ-4
タクミは笑い始めた。
ちづるは、何が面白いのか分からず
じっとタクミを見つめている。
笑いが治まると
ちづるを見つめる。
さきほどとは違い、
優しい目をしている。
タクミは、ちづるをふわりと
抱きしめた。
抱きしめながら、手首をさする。
「手は? 痛くない?」
「、、、 うん。」
「キスしていーい?」
「 ん、。」
タクミはちづるにキスをする。
すぐに舌が入ってきた。
長いキスの後、
唇が離れるとタクミが言う。
「俺も、ちづちゃんの匂いがないと
寝れないかも。」
「 ぇ? 、、 ぁ。」
タクミはそう言うと、
ちづるの拘束を取った。
「一緒に寝よ? ね?」
ちづるが頷くと、
2人は再び寝室に行き布団に入った。
布団の中でタクミが
腕枕をしてくれている。
腕枕をしながらちづるの背中をさする。
「疲れた?」
「、、 ん 大丈夫。」
「泣いたから、眠いんじゃない?」
「、 、、。」
「明日も仕事は朝から?」
「ん、、 うん。」
「そっか。」
タクミは背中をさするのを
止めると天井を見る。
ゆっくりと目を閉じる。
「、 、、タクミ君。
眠いの?」
「んー? まぁ ね。」
「、 、 、、。」
「なんで?」
「、、別に。」
「 ? なんか不機嫌?」
「不機嫌じゃ ない。」
「 ?
ぁーー、
萎えたって言葉
やっぱムカついたんでしょー?」
「、 、 、、。」
タクミは目を開けた。
ちづるを見て言う。
「やっぱり?
ふふっ、、
あれは、楽しい意味だってばー。」
「、 、 、、。
でも、その、、、
楽しくて 萎えたってゆーのも、
いまいち分かんないから、、。」
「ふふっ そっか。
でも、、、 別に、いいよ。」
「何が?」
「ちづちゃんはー、
分かんないままでいーってば。」
「ん、 、。 でも 」
「?」
「寂しいのは、ちゃんと言ってね。
出来る事なら、、するから。」
ちづるがそう言うと
タクミは静かに微笑んだ。
「、、タクミ君。」
「なぁーに?」
「、 、、、、。」
「 ? どーしたの?」
「、、、もしかしたら、、、。」
「 ?」
「、、、、。」
「なーに? 言ってよ。」
「、、、タクミ君、寝るでしょ?」
「?」
「、、、、。
私 〜っ しちゃうかも 」
「ぇ ?」
「1人で、しちゃうかも、、。」
ちづるは申し訳なさそうにそう言った。
よく見ると、両手を太ももに挟み
クリを圧迫している。
「! ぁあ!
エッチしたいの?」
「ううん、それは、、
大丈夫。」
「 ?」
「ただ、、
もし、しちゃったら、、、。
ごめん。」
「?
だから、エッチしたいんでしょ?」
「、、、大丈夫。」
「大丈夫の意味が、
よく分かんないんだけどー。
じゃあ、しようよ。 ね?」
「、、、 でも、」
「ん?」
「眠いなら
無理しないでほしいから、、。 」
「 ? 」
大丈夫、、 、 ?
あ 。
さっきの?
「『萎えた?』」
「〜! 〜っ 」
「、 、 、、。」
やっぱり 。
そんな傷つく
言葉だったのか?
「ふふっ、、
あれはー、撮っちゃうぞーって
気持ちが萎えたって訳で
エッチに萎えた訳じゃなく、」
「! 分かった、 うん。
分かってるから、もう、、
萎えたって言わないでください。」
「、 、 、、。」
タクミはうつ伏せになると、
身体を少し起こし、
すぐ隣にいるちづるの頭と頬を撫でる。
「オナニーするなら、
隣に行っちゃ駄目。
今、ここでして?」
「! 、 、、、。」
「、、、撫でてるから。 ね?」
「、、 〜っ、、 ん 」
ちづるは
布団の中でズボンの中に手をいれて
オナニーを始めた。