健の告白-5
ちづるは急な質問に驚き、
むせそうになる。
ビールで、
口の中に残っていたものを流し込んだ。
「、、っ ん っ
ストーカー 男って、。」
「ほら、
前に知可子さん言ってたから。
出会いは? 紹介?」
「んーんー、、、。」
「じゃあ、何?」
「、 、 、、、。」
「、 、、。
え?
そんな変な出会いなの?」
「 変ってゆーか、、。」
「 ? 出会い系サイトとか?」
「〜っ 違うよ!
そういう所よりは、、
変じゃない かも、、。
きっと。」
「じゃー何?
あ、ナンパ?」
「、っ、 、、、、はい。」
「え、当たり?
ナンパについてったの?」
「いや、、
そーゆーナンパじゃなくて。
お店に、、いつも、
来てくれて、、、。
常連さん、、みたいな。」
「え? ちづちゃんとこの服って
レディースじゃないの? 」
「うん、レディース。
なんか、、
なんて言ってたっけかなー。
親戚の? 妹の??
思い出せないけど。
プレゼント選んでて。
あ、当時は小物も置いてあったのね?
お店に、、。」
「うん。」
「そんでー、、。
何日も、、来てくれて、、
名刺を、、、 ぁのーー、、、」
「、 、 、 、、。」
なるほど。
名刺を 渡されたって訳か
「そんで、連絡しちゃったんだー。」
「いや、、あのね?
すぐに連絡した訳じゃ、
なかったんだけど。
あれ? 連絡は、、、
したっけかな?
してない かも。
んーー? と、
あっ! そうだ、知可子が、、」
「知可子さんが?」
「名刺を見て、
その彼の会社を調べたりしたんだ!
それで、すっごい、、、、」
「、、すっごい?」
「、、、ぁの、、いい会社?
みたいな事言ってて。
そんでー
その後、デートに誘われ、、」
「行っちゃった と。
後にストーカーされるとは
思いもせず。」
「まぁ、、、ん、、
そんなトコ。」