ただいま-6
タクミは部屋に戻ると、
ソファーに座っているちづるに言う。
「持ってきたよ。
旦那さんの、ネクタイ。」
「、 、 、 、、。」
タクミはわざと、
『旦那さんの』という部分を
強調してそう言った。
押し黙るちづるに言う。
「ネクタイ、
こんな風に使ってるなんて、、。
俺がちづちゃんの旦那だったら
頭にきて、ちづちゃんの首
絞めちゃうだろーなー。
このネクタイで。」
「ぇ、、 ぁ 、。」
「、、。縛るから、脱いで。」
「〜っ、 、、」
タクミはそう言うと、
ちづるのパジャマの
ズボンを脱がせてゆく。
ちづるが寒がらないように、
上は脱がさなかった。
タクミがちづるの足首を持つと言う。
「ソファーに、、」
「 ぁ、 。 〜っ」
ぁ 。
駄目だ 私、、 〜っ
「タクミ、君っ! 〜っ 」
「何?」
「ごめん、、 私、もう、 、」
「、、、怖いの?」
「〜っ んっ、、 ごめん、っ 」
「、、、ちづちゃん。」
「〜っ ? 」
「俺の目ー、、 見て。」
「〜っ ? 〜っ 、 、」
「、、、。」
しばらく2人は見つめ合う。
確かにちづるは、怖がっていた。
じっとタクミの目を見つめるが、
相変わらず何を考えているのか
分からない。
タクミが言う。
「そりゃー、、
首絞めるなんて
言われちゃったら怖いか。」
「〜っ ん、 、ぅん、、」
「ごめんね?
、、、絞めないよ。」
「〜っ ん、、 ぅん、、」
「、 、、、。」
「〜っ、 、、 、 」
「、、、 まだ、怖い?」
「ぇ? 〜っ ん、、
少し、、 減った。」
「そう。良かった。」
「〜っ、 、」
「、、縛るね。寝て、、、」
「ん、、 んん、 」
ちづるはソファーに仰向けに横たわる。
タクミは左の足首を、
ソファーのひじ掛けにくくりつけた。
タクミが言う。
「怖くならないよーに、、
俺の目、見ててね?」
「〜っ ん、、 」
「左手、あげて。」
「、 、〜っ 」
ちづるは言われるまま、
左手をあげる。
そのまま、手首をソファーの
ひじ掛けにくくりつける。
茶色のソファーは大きい為、
腕をピンとのばす形になった。
「〜っ 、、 〜っ 」
心臓の音が、徐々に早くなる。
タクミはちづるをじっと見て
変化を見逃さずに言う。
「怖く、なりそうなんでしょ?」
「〜っ ぅ、 うん、 〜っ」
「ね、俺の目見ててね。
、、何が怖いのか、教えて。」
「 え?」
「どんな風に
何が怖くなりそうなのか、、」
「〜っ 〜っ
動けない って思うと
不安なの、、、。」
「うん。」
「タクミ君は
ちゃんと、、〜っ
居てくれるって
分かってるのに、、〜っ」
「うん。」
「頭では分かってる、、
信用 してる 〜っ 」
「うん。」
「でも、、 〜っ」
あ 。
今 、 、
怖いの きちゃいそう
「大丈夫?
、、、やめたいの?」
「〜っ 、、 っ
分かんない けど、 、」
「けど?」
「触ってて、、」
「、 、、。」
「私に、 〜っ 触ってて
どこでも いいから 」
「、、、 うん。」
タクミはちづるの横に
自分も寝そべると、ちづるの
頭と頬を撫で始めた。
撫で始めるとすぐに、
ちづるの呼吸が変化した。
お腹で呼吸をして、
タクミにすがるような目になる。
頭と頬を撫で続ける。
ゆっくりと頭を撫でていた手が
パジャマの中に入ると、
胸を撫でる。
しばらくの間、
胸とお腹を撫でていた。
ちづるの唇が快感に耐えながら
震えている。
「 タクミ 君、、、」
「ん?」
「 イっちゃい そ、、、」
「、ぇ?」
「〜っ 〜っ ふ 」
「、、。
撫でてるだけだから、
イけないよ、きっと。」
「、 、 、 〜 ん、 」
「、 、 、、。」
ちづるが興奮している呼吸を
続けている。
タクミは黙って撫で続けている。