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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第7章 発泡浣腸の恐怖-6

第7章 発泡浣腸の恐怖(6)
「だめね……見つからない……変ねぇ」
 マヤが諦めたような声を上げて考え込んでいる。
「まだ、中に残ってるのではないでしょうか?」
「そうねぇ、ユキの言う通りかも……もう一度やってみようか……」
 呟くユキに応えるようにマヤが言った。
「ねぇ、ユキ!冷蔵庫からよく冷えた新しいグリセリンを何本か持っておいで!」
 ユキが冷蔵庫からグリセリンのボトルを何本かガラガラと籠に入れて運んできた。
「ほら、見てごらん。これなんかは固まっているだろ。……グリセリンは十七度くらいで固まってしまうのさ。だけど、固まらずに冷えた液体になったままのものも多いんだよ。でもね。……こうすると……」
 マヤがボトルを固まっていないボトルを一本手にして、数回振ってから、床にたたきつけるように置いた。
 すると、ビシッと音がしてボトルの中の液体のグリセリンが見る見る固まっていった。
「あっ……おもしろい」
「だろっ!……これは過冷却といって、凍る温度を下回っても凍らない現象なのさ。……ちょっと強めの刺激を与えるとこんな風にたちまち凍って固まるんだよ」
「へぇぇ……あっ、もしかして……」
「おまえもわかったかい?私が何を考えているのか。……この女の腸の中でこれをやってみようよ。今、この女の腸の中は十分冷やされているわ。ここにこれを注入してもたぶん直ぐには固まらないと思うよ。……それでね。……これを挿れた後、おまえが腹を揉んでやれば、腸の中で一瞬にして、このボトルで見られたのと同じ……上手くすればフィルムを包んで出てくるかも……ふふふ、どうだい。おもしろいアイデアだろう」
「そんなことしたら、この女の人のお腹は……」
「まあ、腸が凍傷になって駄目になれば、腐った部分は切り取って捨てれば良いわ。どうせ外国で暮らすっていったって、それ以上に悲惨な生活なんだから、……この女にとって大した問題にはならないわね」
「まぁ……ひどい」
「心配いらないわよ。今までだってたくさんの女が海外に売り飛ばされたらしいけれど、その女がその後どうなったって噂や女を目にしたって人の話はほとんど聞かないからね」
「ええっ?……みんな死んじゃったのですか?」
「よくは知らないけれどね。.……たぶん死ぬか、殺されるか。……ああそうだ、三人ほど見たという話を聞いたけれどもね……」
「まあ、良かった……」
「良くも無いわよ。……話してあげるからお聞き!……まず、一人目は両脚が無い女。……セックスするとき、挿入の邪魔になるとかって理由で股関節の骨を砕いてから脚を切り落としたんだって。……まあ、半分は面白珍しくしようってしたんだろうが、すぐに飽きられたみたい。……女の脚が無いとね。男は深い挿入感が得られないんだって。……それが不満で直ぐに人気が無くなったみたい。……最後は、外で汗流して働く労働者の便所の隅の机の上に置かれていたらしいのよ。……机の端にマンコがあるもんだから、便所にオシッコしに来た男が、ついでに自由に突き刺して、溜まったもの女の中に出せるようになってるんだって……また、机の上っていうのが、チンコを挿れる高さにちょうど良いみたいらしいのね。……女の両手は自由らしいんだけれど、挿れられているときは、机から落ちないように机や男にしがみつくので精一杯なんだそうよ。……性処理用に朝から寝るまでずっと便所の片隅で過ごしているってことよ。……見覚えのある女だったので、女にいろいろ訪ねたらしいんだけれど、歯が抜かれていたことと、ヤクで朦朧としていて自分の名前も言えなかったみたい。髪の毛もストレスでかなり抜けていたそうよ。……それでね、存分に中で出し終わった男は、マンコの中でオシッコして、一応中を綺麗にすすいでから次の人と交代するって決まりらしいんだけれど、その人が見たときの女の姿は酷かったらしいわ。……じめじめした林の中の小屋の中らしいんだけれど、蝿や虫が飛び回っていたそうよ。紙なんかもちろん、水も手に入りにくい国だから、出し終わったあとのチンコをマンコの上に生えている毛を使って、足ふきマットのように拭うから、マンコだけじゃ無く、女の身体自体がものすごく臭いんだって。……そして、地面に置かれた机の下は、垂れ流したオシッコと精液でドロドロにぬかるんでいたそうよ。……まぁ、たまに雨が降ると、掃除のおばちゃんが女を外に連れ出してマンコの中まで指突っ込んで洗ってくれることもあるそうだけれども、とにかく汚ったなかったって。そればっかり言ってたわ。……現地の労働者の福利厚生用ってことらしいんだけれど、日本人だったらとてもやる気が起きないって状態なんだってさ」
 ユキは顔を顰めてゴクッと唾をのんだ。
<第7章 発泡浣腸の恐怖(6) 終わり この章、つづく>



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