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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第7章 発泡浣腸の恐怖-2

第7章 発泡浣腸の恐怖(2)

「だいじょうぶなんですか?」
 ユキが不安げな顔をしている
「そうねぇ、バリウムショーか。……とにかくなんとしてもフィルムを見つけなければ、……下手すりゃ、私達の身体を提供しなければならなくなるわ。……なんといっても今回の事件は私の失態だから……」
「ええっ?……マヤ様の身体を?……まさか……」
「いいや。そのときはおまえも一緒だからね。……そんなものよ、この会社は。……恐ろしいところ」
 ドアが開いて、男が戻ってきた。
「おい、了解がとれた。バリウムショーでいくぞ。決まりだ!……いいな!」
 男が叫んだ。
「わかったわ」
 断ることはできないと思っていたマヤは、仕方なさそうに返事した。
「ありがとうよ。さすがはマヤだ。……このお礼はいつか、必ず……」
 マヤを両腕で抱き寄せて、正面から見据えた。
「いつかって。いつもそういって逃げているじゃない。……ねぇ……たまにはちゃんと楽しませてくれたって……」
 ハグされ、男に身体を寄せたマヤが、男の目をじっと見つめていた。
「わかった、わかった。そのうち寄ってみるさ。……ほら、おれの硬くなり始めた銘刀も、このままじゃ何人女を傷つけるわからんからな。とりあえず納めるには、おまえが持ってる刀の鞘が必要だ……それに、おまえも久々に男性ホルモンが欲しくなったんだろう」
 マヤの下腹部に硬くなりはじめた屹立をグリグリ押しつけてきた。
「もう、そんな言い方。……あの娘の前で、恥ずかしいじゃない。……でも、嬉しいわ」
 マヤの妖しく輝く目つきをユキは見逃さなかった。
 マヤは男と女の両刀使いだった。ユキの相手をしながら、一方であちこちの男と寝て、社内の情報を得ていた。
 一方のユキは不思議なことに男を知らなかった。マヤが唯一の相手だった。マヤによって、女として身体が花開いてきたのだ。
 思い通りにユキの身体が従うので、マヤはユキが可愛らしく、とても手放すことなど出来なかった。
「ユキ!バリウムも追加注文しておいてちょうだい」
 男から離れたマヤが命じた。
 ユキは返事をしなかった。
 ユキは去っていく男をじっと睨んでいたのだ。
(マヤ様が……私から離れていく……)
 そんな想いがユキの頭の中をよぎったのだろうか。
「ユキ!なにぼんやりしているの」
 マヤが叱責した。
「ごめんなさい……マヤ様」
 涙ぐむユキにマヤが近づいてきた。
「妬いてるの?……ふふふ。かわいい娘ね。……心配いらないわ。おまえを手放したりなんかしないわよ。……だって、おまえは私だけのユキだもの……ねっ」
 ユキの唇に自分の唇を重ねて抱きしめた。ユキの全身が痺れて、膝が崩れた。
「ああっ、マヤ様」
「わかった?」
「はい」
 ユキは、腰のあたりがジンと熱くなっていた。今のキスで秘芯はすでに潤んでいた。
「いいかい。バリウムと色素を用意するんだよ」
「早速注文してきます。……あっ、色は?」
「そうね。今回は四色でいいわ。赤と黄色。そして緑と青。黒は止めましょう。汚らしいだけだもの……そしたら、すぐに発泡浣腸の準備よ。……いいわね!」
「はい、マヤ様。もうそちらは準備できています」
 普段通りの笑顔に戻ったユキは、いつのまにかマヤに様をつけて返事をしていた。
<第7章 発泡浣腸の恐怖(2) 終わり この章、つづく>


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