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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第6章 日干し-5

第6章 日干し(5)

 男は立て続けにクリトリスを舐め上げている。そのリズムに合わせ、身体がのけ反り、小刻みに震える女の動きが男の顔に伝わってきた。薄く繁茂した陰毛がピンピンと立ち上がっていた。唇の両端には充血して硬くなった女の花弁が触れていた。
(どうだ?……いいだろ……)
「ああうぅ……」
(ふふふ、良い声で啼いてくれるぜ……さあ、俺の舌で、思う存分気をやりな……へへへ……これはどうだ?)
 舐め上げていた舌が動きを止めた。そして、今度は舌の表面をクリトリスに密着させた。そして、舌で包み込むようにクリトリス全体を前後左右に細かく刺激した。
「ひいぃ……ああっ……いいっ……」
 むず痒いような気持ちよさが身体全体に広がっていく。
「ううっ……うう……ああっ、いい……」
 自然に腰が男の舌に密着させるように浮いてきた。
(この女、本当によく啼いてくれるぜ……また逝くな。これで逝かなかった女はいなかったからな)
 男は心の中で思った。目が女の動きを追っている。自身に満ちた目だった。
「うううぅ……逝くっ!」
 息が止まり、激しく震えながらのけ反っている。男の顔に秘裂を密着させるかのように腰が浮かせている。縛られていなかったら、男の顔を跳ね上げたかもしれない。
 顔が真っ赤になり、鼻孔が大きく膨らんだままになっている。
「あふっ!……うふぅっ!……」
 やがて、呼吸がもどり、青筋立っていた血管が落ち着いて戻ってきた。
 男は友子が回復してきたのを確かめ、その後、舌全体でゆっくりと友子の心臓の拍動に合わせて、円を描くように一定のリズムで動かした。
「やん……またっ……」
 友子の下腹部に再び力が入り、さざ波が走っている。腰がビクビクと跳ね始めた。
「ああっ、またっ!……ううぅ……ああ、あああぁん!……ううっ!」
 舌だけで三回目の絶頂に達した。
(また、今回もおれの全勝だ。さあ、今度は俺の道具でおまえの味見をさせて貰うぜ)
 嬉々とした目をした男の口の端から、男の涎と友子の蜜が混じった粘液が、ジュルジュルと泡立ちながらしたたり落ちていた。
 
 男は、やおら立ち上がると、縛り付けていた友子の両足のひもを緩めた。そして、両足を掴んで、硬直した屹立を挿入する姿勢をとった。
 膣口にあてがうと、待ちかねたように抵抗もなくスルスルと奥まで呑み込まれていった。
「あううぅ」
 友子は顎を上げて、のけ反った。子宮が男を求める姿だ。乾いた喉の奥からも自然に声が湧いてしまう。
 男の物が根元まできっちり入ると、先端が子宮口を押し潰す。
「ああ、うぅ……いやっ……」
(さあぁ、どうだ!……こうして子壺を叩いてやる) 
 男は屹立に力を加え、膣内でヒクヒクと先端を上下に動かした。繰り返し子宮口を擦ると、友子の悶えが激しくなっていった。そして屹立を締め付けてきた。
「いいっ……いいっ……ああ、いいわぁ……」
(さぁ、こんどはこれで逝かせてやるぜ)
 ゆっくりと腰を前後させ、奥深くまで突いた。突くときは特にゆっくりと、決して急がずに膣壁をジワジワと押し広げるようにして進み、最後は子宮口をゴツッと叩く。
「ううぅぅぅ……ああぁ……」
 男の繰り返すゆっくりした動きに比べ、友子の悶えは激しかった。ゆっくり侵入してくるときの快感に身を任せ、自然に身体がくねり、のたうつようになっていた。涸れた声が絶え間なく漏れてくる。
 両腿が強張り、脚の指先が反っている。腰を突き出すような動きをしている。
(ふん……もう、そろそろだな)
 男が友子の両足をさらに大きく開いた。子宮がさらにグンと下がってきた。
 友子は受胎期であった。子宮が下がって、男の律動の度に痛いくらい叩かれ、突かれ続けている。
 次第に頂点に近づいたのか、友子の小鼻が再び拡がってきた。膣口がギュギュッと締まって、膣壁が男のものを懸命に扱いている。男の動きは変わらない。
(もっと、啼け!……おう、いいぞ。なかなか締め付けてくるじゃねぇか)
「あうぅぅ……い、いっ、逝くぅぅ!」
 顎を上げ、息を留め、ゆっくり頭が上下している。
 あれほど喘いでいた友子だったが、あっけなく絶頂を迎えた瞬間、静かになった。そして、庭には男の動きが発する、ぬかるんだ音だけが続いていた。
「ああっ……うぅん……」
 全身が震え、長い余韻がつづく。
 そして、男は友子の絶頂を待って、膣のきつい締まりに合わせるかのように放出した。子宮口に屹立の先端をあてがい、これ以上は無理なほど密着した状態で静止している。
 子種の受け渡しが長々と続いている。
 友子も離すまいと男の先端をしっかり捕まえて、膣の筋肉で屹立を繰り返ししごき上げていた。そして、子種を欲しがる受胎期の子宮は、どんどん内部に吸い込んでいった。
 やがて、緊張がゆるみ、友子は鼻からフェロモン混じりの太い息を吐いた。
 男の荒い息づかいが穏やかになった。
(うまく孕めよ……)
 男が離れると、花弁の間から、どちらのものともつかない白濁したものが垂れていた。

<第6章 日干し(5) 終わり この章つづく>


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