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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第4章 センターに収容されて-1

第4章 センターに収容されて(1)
 K町に着いたのは十一時を過ぎていた。
 車から降ろされたとき、美弥は目隠しと猿ぐつわをされていた。そのため、外は見えなかったが、頭の上からの鋭い日差しを肌で感じることができた。
 そして、突き飛ばされるようにセンターの中に追いやられた。
 センターの一室に入れられると、今度はボロ布のように扱われた。
 まず床に転がされた。そこへ男が二人寄ってきて、二人がかりで美弥の着衣を剥がしたのだ。
 水色のサマーセーターの胸元に手が伸びてきて、襟元から縦に引き裂いた。胸のボタンが割れて飛び散った。セーターが頭からむしり取られると、ピンクのブラジャーが現れた。
 同時に、スカートはウエストのフックが千切られ、暴れる足もむなしく、足首の方へすっぽりと引き抜かれてしまった。茶色のパンストの下にピンクのパンティが見えていた。
 この間にブラジャーは剥ぎ取られ、はちきれんばかりの胸が勢いよくこぼれ出た。
 美弥は泣き喚く間もなく、パンストとパンティだけになっていた。エビのように身体を丸め、床の上で防御の姿勢をとっていた。
 息つく間もなく、男二人がかりで立たされ、後ろ手に縛られてしまった。
「こっちへ……」
 女の声がした。
、男二人に左右から抱えられ、女の前に歩かされた。
 女の前に立たされたようだ。
 そこでようやく目隠しと猿ぐつわが外された。
 美弥の目に部屋の白い壁が見えてきた。蛍光灯の光が目映かった。見渡すと白い壁で囲まれた部屋には窓ひとつ無かった。
 天井の蛍光灯が真昼のように部屋の隅々までを照らしていた。
 美弥の目の前に女が一人、服を脱がせた男二人は美弥の後ろに回り、三人で美弥を囲むように立っていた。
 見覚えのない人たちだった。
 目の前の女は、綺麗な肌をしていた。目の回りや顎にわずかな皺やたるみがあったが、整った顔立ちをしている。年の頃は四十くらいか?有無を言わさぬ鋭い目つきをしている。
 女の名前はマヤ、男の一人は新藤というらしい。互いの会話の中で聞こえていたのだ。
 マヤの前に立たされた美弥は、重量感のある大きなオッパイがツンと前に突き出し、まだ落ち着かない呼吸のために乳首が上下していた。
「また、帰ってきたわね。お嬢ちゃん。……待ってたわ。……おまえたちがスパイだってことは薄々感じていたのよ。
 あの田島はね。……おまえたちの色仕掛けにひっかかったように見せて、実はおまえたちをずっと以前から探っていたのよ。そして昨日の晩、わざと実行させたのよ」
(しまった。そうだったのか。どうりで、ことが上手く運んだわけだ))
「田島に抱きついていた、おまえの仲間のあのエロい女も、捕まえて、もうこのセンターの庭にいるのよ」
(ああ、友子も捕まったのね。……でも、庭にいるってどういうことなのかしら?)
<第4章 センターに収容されて(1)終わり>


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