〈狂育〉-32
『そうだ。亜季ちゃんを人質にしてお姉ちゃんを《ペット》にしちゃおうかな?ヒッヒヒヒ……『言うコト聞かないと亜季ちゃんを殺すぞ』なんて言ってさ?ヒッヒッヒッ!首輪着けて鎖で繋いで……毎日おチンチン舐めさせてセックスの道具にして……ヒャヒャヒャア!』
「やめてえぇぇッ!!ヤダ…ヤダ……お姉ちゃん……お…お姉ちゃ…ん……」
残酷な提案を聞かされると、亜季は火が着いたように叫んだ後、放心状態になった……虚空を見つめたままグッタリとなり、小刻みなピストン運動にあわせて息を引き攣らせるだけ……。
「お姉……ふ…うッ…帰る…お…お家ッ…う…はぁ……ッ」
握りあわせていた掌を離しても、もう亜季は両手を動かしもしない。
いつの間にかピンッと勃起させていた乳首を見せ付けながら、長髪男に身体を預けたままだ。
「あ…んッ!ん…くぅ…ッ」
一度だけ、少し強めに腰を打ち付けると、亜季は軽く仰け反りながら叫び、溜め息を漏らした……ローターによって目覚めさせられた快感は確実に亜季の身体に粘着しており、それは自滅を招く爆弾を背負わされたに等しい……。
『ヒヒヒィッ!おチンチンが気持ち良い…か?フヒヒヒッ…イヤラしい妹が出来て、お兄ちゃん嬉しいよ…?』
「んッ!あふ…んんッ!きゃ…あッ…うん!」
天井と部屋の四隅に設置されているカメラで、この部屋の中での一部始終は全て記録されていた……やがてレンズの中の二人は恋人同士のように唇を重ね、絶頂の吐息を交わした……。