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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 情報その7 〜-1

〜 情報その7・実践 〜


 今日は情報の特訓、2回目です。 前回に続いて、先輩方は寮のパソコンを借りてきてくれました。 操作を【B22番】先輩にお願いし、私と22番さんは神妙にモニターを注視します。

 さて、HPや素材作りを通じて情報を表現する手段に慣れたところで、いよいよ私たちに『プログラム製作(ビデオゲーム)』が課されます。 専門のソフトを使わせてくれるわけもなく、ビジュアルベーシックや『C』『C+』といったプログラム言語の古典でもって、内容を記述しなくてはいけません。 最新式のプログラム言語を用いても構わないというものの、代表的な『RUBY+』や『DIAMOND+』は、私たちには難しすぎて無理だと教わりました。 それどころか、先輩曰く、一番簡単とされる『Basic』だって泣きたくなるほど難しいといいます。 【B22番】、【B29番】先輩は揃って『情報の予習が一番大変』と声を合わせました。

 だったら予習するしかない、となるところですが、予習をしようにも教材はおろかパソコンを寮に持って帰ることすら出来ません。 じゃあどうするのかというと、プログラミングの授業が始まったら、クラスのみんなで寮生用のパソコンを囲み、一緒にあれこれ勉強するそうです。 題材はといえば、やっぱり先輩が作ったゲームプログラムになるわけで……そりゃあそうなりますよね。 

 ということで、私たちがゲーム制作する時に目安になりそうな作品を、先輩方がピックアップしてくれました。 つまり『このくらい作り込めば合格が貰えるよ』というレベルです。 限られた時間と知識で編まれたゲームではありますが、どれもそれなりに手が込んでいるといいます。 ザッと並んだタイトル、ジャンルを見る限り、特定のジャンルには偏っていません。

 あ、ちなみに私は、テレビゲームはヘタですけど、それなりに詳しいつもりです。 ゲームに出てくる女性キャラのコスチュームプレイっていうんでしょうか、そういうのに興味があったから、可愛いキャラクターが出てくるゲームを選んで探して遊んでました。 気がついたら、いつの間にかクラスで一番詳しくなっちゃったみたいで、ヘタの横好きっていうか、そんな感じです。 

 ゲームプログラムは、HPと違って1本1本のボリュームがそれなりにあります。 さわりだけ見せて貰うにしても、パソコンに入っているソフト全部――つまり、先輩方がつくったゲームプログラム全て――なんて到底網羅できません。 ということで、先輩が選んでくれたゲームのプレイ見学が始まりました。


 ……。


 最初のジャンルは『落ちモノ』でした。 対戦形式のゲームです。 天井から落ちてくる『おっぱい』を集め、4つ揃えると『おっぱい』が消え、相手側に『お邪魔おっぱい』が飛んでいきます。 集める『おっぱい』は適当じゃいけなくて、『おっぱい』の色、形、大きさは勿論、乳輪のサイズ、乳首の陥没具合、乳首の勃起具合が全て同じ『おっぱい』じゃないといけないんです。

 【B22番】先輩は喰いいるようにモニターを眺め、落ちてくる『おっぱい』の細かな違いを見分けます。 4つ揃うと『おまーん!』という掛け声と共におっぱいが消え、連鎖して別のおっぱいが消えると『おまんこ!』、更に連鎖が続けば『おまんまん!』となります。 3連鎖するだけでもよっぽど上手にしなくちゃいけません。 4連鎖以降は『おま〜んこぉ!』が延々続くそうで、【B22番】先輩は5連鎖まで組んだことがあるそうです。 

 次のジャンルは『シューティング』です。 敵キャラがまき散らす『線』や『弾』――『線』は陰毛を、『弾』は淫液を表しているそうです――を、命中するかしないかのギリギリで避けながら、自分のキャラの攻撃で倒すという内容でした。 なお自分のキャラは常にM字に足を体勢で股間をくじっていて、絶え間なく自慰をしながら絶頂の迸り(弾)で攻撃している設定だそうです。 作品のテーマは、敵キャラと自分が雌の下品さを競い、より牝らしい方(つまり下品な方)が勝つ、だそうです。 そうはいってもキャラやボスを含め粗いドット絵で全体を構成してあり、ゲームからいやらしさは感じませんでした。 

 気持ちが萎えそうになったのは、いわゆる『ボム』で自機のピンチを回避する時です。 突然画面が白く光るのですが、光に合わせて実写の『雌が放尿して水溜りを自分で啜る』『雌が排便してから汚物にキスする』『雌が潮を吹いて水溜りを舐める』『雌が鼻クソをほじって食べる』『雌が痰を真上に吐いて自分で呑む』といった恥知らずな映像が流れてきて……下品すぎて最悪です。
 いや、もちろん、学園の方針に従って自分達を貶める作品を作っているのは十分承知しているつもりなんですよ。 でも、こうもあからさまで捻りがない演出だと、陳腐すぎることによるミジメさが沸々と湧いきて……とても哀しくなりました。





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