〜 情報その4 〜-1
〜 2番の情報 ・ HP鑑賞つづき 〜
HPは残り2つです。 2年前及び去年の作品の中で、それぞれ最も高い成績がついたそうです。
先に【B22番】先輩が開いたページは、2年前の優秀ホームページでした。 タイトルは『ショウの歴史』、女性によるパフォーマンスを列挙したものです。
【A4番】先輩が『娼婦』という『性交そのもの』を商品にした歴史を扱った一方、こちらはショウという『肉体の演出』を商品にした歴史にスポットを当てた、というところでしょうか。 歴史、地域に囚われることなく、膨大なショーが並んでいました。
○フレンチ・カンカン
華々しく装った女性が列をつくり、互いの腰に手を回してハイキックを繰り返します。 スカートを捲りあげて足の膝より下を素早く回転させる『ロン・ドゥ・ジャン』、足首を掴んで真上に上げながらもう片方の脚を返す『ポール・ダルム』、踊りながら発情した猫の声色を真似たり、大きな声でエールを交換したり、騒がしい動きの中で股間の持ち物を見せびらかし、恥をかくための踊りです。
似て非なる踊りに『カンカン踊り』があります。 専ら刑務所で実施されたもので、肛門と股間を拡げながら交互に手足を上げ、陰部に不都合なものを隠していない旨を主張します。 自分の持ち物を見せびらかすという点や、ただ股座(またぐら)を拡げる動きを踊りに仕上げた点は、両者に共通といえましょう。
○ボディ・ペイント
フィリピン、アンへレス市で栄えたショーは、女性の裸体をキャンバスに見立てて、動物や国旗、名画や抽象模様を描いています。 その上で女性は自分を人格をもたない絵画の下地とし、絵画が栄えるポーズをとりながら、全客席に向けて絵がかいてある肌を晒します。 絵描きは肌の張りや艶、肉質はもちろんのこと、乳首やクリトリスといった突起物、臍や陰唇などの窪みすら生かした絵を書く場合もありますし、肉体の特徴一切を無視して厚塗りの絵具で全身を覆う場合もあります。 どちらにしても主役は女性ではなく『絵』です。 全裸になって人前で恥をかいた気になったとしても、客が楽しんでいるのは裸体ではなく芸術作品なわけで、ただの自意識過剰ですね。
○金粉ショー
古代インカ帝国で始まった宗教行事が由来で、太陽と同化して乙女が身を捧げる寓意を含んでいますが、要は全身に金粉を塗って踊るパフォーマンスです。 全身に肌色タイツ(裸タイツ)を纏ってから塗る場合もあれば、直接肌に金粉をまぶすこともありました。 金色の光沢と他にない同系色に包まれた身体は、突起が異常に目立ちます。 従って金色は大きな乳房やフル勃起させた乳首を強調するに相応しい色といえましょう。 演出効果は或る程度身体の形状に依存しますが、金粉で身体を飾るという行為は、『全身を隈なく露出する』という『恥晒し』の基本を押さえています。 卑猥で効果的な工夫といえるでしょう。
○花電車
『飾るだけで乗せない』乗り物、すなわち殿方に挿入の手間を取らせないオマンコ芸を総称します。 すでに学園で様々な行為に取り組んだ私たちにとって、どこか親近感がある芸ばかりでした。
例えば、次のような芸が花電車です。
ゆで卵を膣に入れてから取り出してみせる『産卵』。
オマンコにバナナを半分咥えたところで膣圧でちぎる『バナナ切り』。
タンポンを結んだクラッカーを固定し、オマンコだけを使って鳴らす『クラッカー鳴らし』。
オマンコに入れた空気で吹き戻しを吹く『吹き戻し』。
タバコを膣で咥えて煙を吐きだす『タバコ一服』。
おもちゃのラッパや笛を鳴らす『鼓笛隊』。
タコ糸を巻いたタンポンをオマンコに挿入し、反対側の糸をもってリンゴの皮を剝く『リンゴ剝き』。
膣の中に小型電灯を奥まで咥え込み、暗闇で屈伸すると膣口から明かりが漏れる『ほたる』。
筒をオマンコに挿入してから、合図とともに膣筋で筒の中に空気を送って矢をとばす『吹き矢』。
数本重ねた鉛筆を咥え、膣口で真っ二つに割る『鉛筆折り』。
しゃがんだままオマンコに挿入した筆で字をかく『お習字』。
膣を上に向けたままジッとして、オマンコに花を挿して貰う『生け花』。
オマンコにコインを沢山いれたまま落さず歩き、ジャラジャラならす『金庫』。
放尿でもって蝋燭を消す『ろうそく消し』。
膣に含んだ粉を一度に出して蝋燭の炎に当てて、大きな炎をつくる『火吹き』。
一つ一つ挙げると枚挙に暇がありません。 やっている行為自体は、今の私にとってはどうってことない気がしますが、100年近く昔の話です。 無能な女性でも基本的人権が認められていた頃に、こういうショーが成立したということは、私にとっては驚きです。 自分を見世物にすることで、せっかく備えている人格や、自分の価値を徒に貶めていることに、彼女たちは気づかなかったんでしょうか? 女性全体の価値を、嗤われるだけの存在にしてしまった罪。 彼女たちは自覚しているんでしょうか?