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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 情報その4 〜-2

○アティテュード(活人画・額縁ショウ)
 英国提督ネルソンの愛人、エマで知られる『アティテュード』。 有名な絵画や彫刻を全裸で演じ、長時間同じ姿勢を保って鑑賞されるという演目です。 簡単な姿勢から柔軟性を要求される厳しい体勢まで様々ですが、基本的には肉体で『静止画』をつくるだけですから、単純です。 衆目に晒されている間は、当人はあくまでも『絵画』ですので、視線を動かしてもいけませんし、呼吸で胸を上下させてもいけません。 動くことも御法度で、アティテュードをとっている彼女は台車や荷台に載せられ、姿勢を変えることなく運搬されます。 観客が興味をなくして去ったとしても、誰もいない空間にむけて自分の全身を晒し、恥をかき続けることしかできません。 


○ストリップティー
 天岩戸からサロメの『7枚のヴェールの踊り』に至るまで、身につけているものを少しずつ取り去ることで全裸という非日常に誘(いざな)う工夫は、世界中に散見します。 舞台の中央に回転する円盤があり、その上でポーズをとりながら裸を晒すやり方(香盆)、天井と床を結ぶ鉄製ポールに身体を巻きつけ、自分で回転しながら膣、乳首、肛門を拡げる踊り(ポールダンス)、羽毛のついた扇で乳首や股間を隠しながら、いつの間にか服を脱ぎ去って全身を肌色に染めるスタイル(フィンダンス)、どれも最終的に発情した股ぐらで恥をかくものの、地域の特徴が表れているといえるでしょう。 
 

○SMショー
 サディズムとマゾヒズムを合わせ、虐める女王と嬲られる奴隷を演出します。 奴隷たる自分が何をされても従うしかない存在だと強調するわけですが、実際は全てが予定調和の世界であり、上辺のみの服従でしかありません。 鞭の痣、蝋の火傷、縄の戒め、パドルにパッド、器具や縄で奴隷は甚振られ、慈悲を請いますが、我慢できないほどの痛みじゃないことくらい見れば分かります。 なにしろ唯のショーですから。 外面は服従しつつ、内心では『あくまでショー』と割り切っている奴隷役の心根こそ、女性が信じるに値しない証左。 そういわれると、返す言葉が見つかりません。


○やすき節、腹踊り、盆踊り。
 庶民の風俗から産まれた伝統芸能を根底におき、独自の工夫で衆目を楽しませるショーはたくさんあります。 例えば鼻の穴と下唇で箸を挟み、鼻の穴を縦長に拡げっぱなしにしておいて、ドジョウをすくう仕草を続けるという踊り。 例えばお腹にヘタクソな顔(乳首を目に見立てたり、臍を鼻に見立てたり、下乳を眉に見立てたり、上乳をまつ毛にみたてたり)を描き、腹筋を波打たせて顔の動きを腹で再現するという歩行。 例えば両手に持った2枚のお盆を交互に股間に持ってゆき、がに股で踊りながらチラチラと股を晒して恥を掻く行為。 どれも場を盛り上げるために、自尊心や羞恥心を投げ捨てて振舞う恥知らずなショーといえましょう。




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