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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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知らない言葉-1

それから3日後。
夜、いつものように2人は一緒にいる。

タクミはソファーに座り
テレビを見ている。
ちづるは、お皿洗いをしている。

お皿を洗い終え、
水道の水をキュッと止める。

キッチンに立ったまま、
ちづるはタクミの方を振り向き
話しかける。

「あ、ねぇ、、タクミ君 」

「んーー?」

タクミは
テレビでやっている
刑事ドラマを見ながら答える。

「こないだの、あれ、
 言ってたやつって何だっけ?」

「 んー? こないだ?」

「あの、ポル、、 なんとか。
 4文字のやつ。」

「 え?」

「 ポル ?? 」

「、、なんで?」

「 え? 」

タクミはちづるを見る。

「なんで知りたいの?」

「え、?
 んーー っと、、
 私の知らない言葉だったから。」

「、 、、。」


その時、やかんのお湯が沸いた。
ちづるは火を止める。
食後のコーヒーを入れながら言う。


「でー、、 なんだっけ?」

「知ってどーすんの?
 スマホで検索でもすんの?」

「 え? あーー、、 
  んーー そっか。
調べたら出てくるよね、きっと。」

「、、で?」

「 え?」

ちづるはコーヒーを運ぶと
テーブルに置き、タクミの隣に座る。

「調べてオナニーすんの?」

「 えっ !? 

ううん、っ 
 そうじゃなくてっ 、、

 知らない言葉だったから、
  教えて欲しかった だけ。」

「、、本当にーー?」

「 っ うん。」

「本当にそれだけーー?」

「ん、、 
 本当にっ! それだけだよ。」

「ふーーーん。」

   嘘だな

「あの、、 それで ?」

「、、教えたくなーい。」

「 え? なんで?」

「、 、、。」


 ポルチオオナニーなんて
     覚えたら

 絶対にちづちゃんは ハマる


「 ? 」

「あれはねー、、
自分でやらない方がいいよ。」

「 え?」

「ちょっとねー。
エッチの中でも
上級者向けってゆーかーー。
自分でやったら、
傷つけちゃうかもしれないし。 
  あ、ナカをね。」

「、! そーなの? 
    、 、 、、。」

「、 、、。」 

 えーーー ?

  オナニー否定しないの?


「、、難しい みたいな事?
  ぁ っ! 
 って、私はしないけど! 」

「、 、、。」


  否定  遅っ っ 。



「、 、、でも、
やっぱり名前? くらいは
知りた

「そんなに良かったなら
 俺が、またしてあげるよ。」


   い。 ぇ、、 ?」


「ね ?」 


「ん 、 、、うん。
    ありがと。
 でも、知りた

「それよりさー、、」

     
   いかも。 え? 」


「ボルシチ。 食いたい。」

「、え?」

「俺、ボルシチ食ったことない。
食いたい。」

「、、ん、。 
じゃあ、明日にでも作る。

  だから 、」

「なんだろーねーー?
俺ももう忘れちゃったよ。
4文字のやつ。」

「、 、、、。
 なんで教えてくれないの?」

「なんでそんなに知りたいの?
   ちょーー必死ーー。」

「必死じゃないよ。
 、、でも、いいよ、もう。
調べれば出てくると思うし。」

「、 、 、、ふーん。」


 ポルチオ オナニー  

      阻止 。


「そこ一人で弄ると、
本当にナカ、傷つけちゃうからね?」

「、 、、ぇ?」

「調べてみなよ。
本当に上級者のテク必要なんだよ?
あれ。
あー、、でも上級者テクは
必要ってのは書いてあっても、
傷つけちゃうって書いてある
ホームページは、まだ少ないかも。」

「、 、、 。」


 本当 かな

 オナニーでアソコを
  傷つけちゃう、 とか

    聞いた事ないけど 


「だから、俺がしてあげる。
  ね ?」

「、 、、 。」

 なんか タクミ君が言うのって
  説得力ある

   なんでだろ

「だって、俺は、、 ほら 」

「?」

「 〜っ、 、
  プロの人だから 。」

「 、! 」

 え!! ?
  
 プロじゃないって
   こないだ言ったのに

  本当は プロなの ?

 、 、 、? あれ?

  プロって なんの??

 アダルト業界に
   携わっている 人 ? 

 ホームページは まだ少ない、、?

 パソコン使って
  エッチな情報を取り扱ったり

  とか !?


「、 、、、。」

ちづるの大きな目が
驚きを隠せないまま、
タクミを見つめている。

タクミはテレビに視線を戻した。

テレビでは刑事ドラマの
クライマックス、
犯人が捕まるシーンだった。

タクミは、拳を握りしめて
それを口にぐっと当てる。

ちづるは
ドラマに集中している
タクミの横顔を見つめる。

本当は、自分の事が可笑しくて
笑いを堪えているとは、
想像もつかないちづるだった。


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