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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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制服-7

ちづるは同じ体勢のままだ。
息は荒いが、少しづつ意識が
戻ってきてるように見える。
ゆっくりとタクミを見る。

「、 、〜っ、 、、」

タクミは少し気まずそうに
ソファーを拭きながら言う。

「 ぁーー、、 
なんか、、 凄い、 
興奮 させちゃったー?
    みたいな? ?」

「、 〜っ、 ぅ 。」

「でもほら、、
 少ししか 汚してないし、
     ね ? 」

「〜っ、 、 、」


ちづるは恨めしい目で
タクミを見ると、小さく呟く。

「、 、 嫌い 」

「え ?」


    あ 。

  ヤバい  

    怒らせた


「〜っ、 ふ、 っ 
 タクミ君 嫌い 〜っ、  」


「怒んないでよーー
 確かに、、まーー、、うん。
  強引だったっけ? 俺、、」

「〜っ、 〜っ、 」 

「、、制服であんなに、
  興奮しちゃうとは 」 

「〜っ!!  〜っ、」

「や ! 嘘だよ、 
 ぇーーと、、 だから っ 」

タクミは
なんとか言い訳をしようとする。

「、、気持ちよくなかった?」

「〜っ、 、、」

「気持ち良かったなら
 いいじゃん。
 それに、俺、 、、」

「 〜っ ? 」

「ちづちゃんが、
制服の匂い嗅いでる姿
どーしても見たかったんだもん。」

「、 〜っ、なんで?」

「、 、 、、まぁ、
    性癖? かなーー」

「、、 、タクミ君 て 」

「?」

「 〜っ、 変態だったの?」

「、、うん。
 ちづちゃんと、一緒〜。」

「、っ、 、、、」

その時、ちづるは
くしゅん! とくしゃみをした。

「ぁ、。やっぱ 寒い? 」

タクミはちづるのパジャマを持つ。

「起きて、、これ、着よ?」

「〜っ、 、、ん 」

ちづるが上半身を起こすと、
タクミはすぐにパジャマを着せた。
まだ怒っているか確かめる為、
ちづるの顔を覗きこむ。

ちづるは
タクミとは目を合わそうとせず、
モソモソと自分でパンツを履く。
ズボンも履いた後に
うつむいたまま静かに言う。

「、 、 、、寝る。
    おやすみ。」

ソファーからすぐさま立ち上がり
タクミに言うと、寝室へむかう。
タクミは慌てる。

「ぁ、! 俺も、 、」

そう言って急いでパンツをはいて、
部屋着を着て、ちづるを追う。

タクミが寝室に来ると、ちづるは
布団の中でうずくまっていた。
タクミに背を向けて壁にピッタリと
くっついている。

タクミも布団に入ると、
ちづるの背中にくっつく。
ちづるの肩をさすりながら謝る。

「本当、、ごめんって、 」

「〜っ、 、 、、」

「もう本当に嫌いなの?」

「〜っ、、 だって、 」

「 ん?」

「〜っ、、 変な自分
見せたくないって、、 
    言ったのに、、。」

「ちづちゃんは変じゃないよ?」 

「 〜っ、 でも、、
  覚えて ないから、、」

「 ? 何を?」

「 〜っ、、 、」

「 ?」

ちづるは、
制服を鼻にかけられて
その匂いを吸い込んだ事を思い出す。

しかし、それから数秒後の自分が
うまく思い出せない。

自分が、どんな状態だったのか。

タクミに聞きたい気持ちと、
そんな自分を忘れてほしい気持ちが
交互にやってくる。

記憶が飛ぶほどの快楽を
始めて味わった。
それは、ちづるの中で
漠然とした不安になっていた。

「、、なんでも、、ない。」

「 ? 」

 ちづちゃんの恥ずかしい姿なら
  いっぱい見てるのに

 なんでこんなに
     怒るんだろ

 、 、 、でも 確かに

 制服は強引だった かも

「ちづちゃん、
 ごめんって、、 、、。

  っ はーーー 」

「 ん、 。
  もう、怒ってない、、。」

「、、 本当?」

「うん、、。」

「じゃあ、こっち向いてよ。」

「、 、 、、 ん、。」

ちづるはモソモソと布団の中で
動き、タクミの方に身体をむける。

「ちづちゃん、 、」

「タクミ君。
    ぁの、 、、」

「 んっ?」

「、、私も、ごめん。」

「 ? 何が?」

「、 、〜っ、さいご、」

「 ? 」

  最後?


「、 、、気をつけるって
  言ったのに、 、ぁの、、」


「 ぇ? 」

 もしかして 
    漏らした事?

「、 、 〜っ、、 」

「 、、 、。」

  この人 本当

 真面目だ

 自分の言った言葉に
  責任持とうと してるのか?

 〜っ  やば

  、、って、

  笑ったら 駄目だよな 

「今度気をつければ大丈夫だよ。」

「 、 、、うん。」

「 寝よっか?」

「 ん、。
    ぁ、 。」

「 ん?」

「、 、 、、寝る前に、、」

「 うん、? 」

「 抱っこして。」

「、 、 、、ふふっ
    うん。 」

タクミはちづるの頭を抱え込むように
抱っこした。
しばらくして2人は眠りについた。


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