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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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関係-3

「まさかとは思うけどその男。
 鼻血の事も
   その女に言ったの?」

「 ぁーーー、、。
 んーー、、
   まぁ、、  」

ちづるは気まずそうに
伏し目がちに微笑む。
タクミが言う。

「 言ったんだ、、。」

「ん、、
仲良しだったみたいだから、、。
    その2人。」

体勢を変えて、タクミも
うつ伏せになる。
手に顎を乗せ、近い距離で
ちづるをじっと見ながら聞く。

「どんな風に聞いたの?
ちづちゃんは、その女から。」

「 え?」

「鼻血の事。」

「、 、、っ んー、、?
 、 、、。
  言わなきゃ 駄目? 」


「過去も全部、知りたいって
言ったでしょー?
 っつーか、ここまで聞いたら
全部聞かなきゃ、気持ち悪い。」


「そうだよ ね。
 ぇーー っと、、。
『エッチの時、
ハプニングあったの聞いちゃった』
   って、言われた。   」


「 はぁ? 何それ。
その女は、からかってきたの?」


「からかって、、?
  え、私を?  」

「 うん。」

「んーん、、。
そういう感じじゃ、
なかったと思うけど、、。
あれ? 
どっちだったんだろ。」

「、 、、。」

「なんか、今思うと、、 
       ふふっ 」

「ん?」

「んーー?
その先輩が
私をからかったんだとしたら、、。
鼻血で笑われるのは、、
運命なのかなぁ。
   子供の頃から、、。」

「、 、、。」


 ちづちゃんが 
   前によく言ってた言葉


 『 誰にも 言わないで。』

  、 、 、、。

    なるほど ね 

 っつーか やっぱり
  嫌な女だよな そいつ
 
 普通 そこを
  わざわざ本人に言ってくるか?

 性格悪い先輩だったって事か 
   
  

      あ 、。
 
  
  もしかしたら


 ちづちゃん 美人だし

 女同士の嫉妬が
   あったのかもしれない

 ちづちゃんが
   気がついてないだけで 


「、 、、、。
  今日も、寒いね。」

ちづるは布団の中でモゾモゾと動き、
タクミの胸にくっつこうとする。

タクミはちづるの動きを読み、
ちづるに胸をかして、
再び自分の頭を手で支え起こす。

「、 、、。
   タクミ君は、 、」

「 ん?」

「 ぁ、。
 ううん
 やっぱ、なんでもない、、。」

「それやめてよー。
    気になる。」

「 、、 ごめん。」

「なぁに?
  なんて言おうとしたの?」

「、 、、 ん、 」

「ちづちゃーーん?」

「、 、、もし
 別れる時がきちゃっても
 言わないでほしいな って、。」

「 え?」

「  、ぁ 。 
     ぁの、、」

「、 、 、 、、。」


  別れる時 ? 


  、 、 、、  。


「タクミ君はっ、、
 言わない、よね!?
 、 、、〜っ  
  失礼な事言ってごめん。」

「、 、、こないよ。」

「 え?」

「別れる時なんて、こない。」

「、 、、、ぅん。」

「もし、別れる時がきたら、、」

「 ?」

「大声で叫ぶ。
常盤ちづるは、エッチする時
おしっこ漏らすし、
 鼻血もよく出すって。」

「、!? 」

「 ぁーー、、
 スピーカーも使おう。
 駅前の所で叫ぼーーっと。」

「、 、っ、!
 ふふっ、ふ、、
  なぁに、それ、 、、」

ちづるは
タクミが冗談を言ったと思い
クスクス笑う。

タクミは自分の胸の位置にいる
ちづるを見下ろす。
真剣な顔にちづるは一瞬ドキッとした。


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