電話-3
ちづるは隆史の話を黙って聞いている。
時々、相づちをうつ。
話が後半になると、ちづるは
隆史を見ながら別の事を考える。
相変わらず
ピンクが似合うなぁ
隆史 少し痩せたかも
仕事 忙しいのかな
、 、 、、なんか
変なの
2人で一緒にいるの
変な感じ
「 驚いた、、よな?」
隆史は一通り話すと、ちづるに聞く。
「ぇっ? ぁーー うん、、。」
「、 、本当、ごめん。」
「ん、、 うん、。」
「で、これから。
どうする?」
「ぇ?」
「お前、どうしたいの?」
「、 、、、 、ぅん、」
「、 、 、、。
ちゃんと、どうしたいか
聞こうと思って。」
「んっ、 、うん、、。」
「 考えてんの?」
「 、 、 、、」
「じゃあ、俺から言っていい?」
「 え?」
「やり直してみない?
俺と。」
「 えっ?
なんで?」
「、、なんでって、。」
「だっ、て、 、
付き合ってるんでしょ?
その人と。」
「、、、。
今は、色々話し合ってる。」
「 ?
だって、、
好きなんでしょ?」
「そりゃあ、、
気持ちが0%って
訳じゃないけど、、。」
「、 、 、、」
「でも、俺、、結婚した時、
お前の事、もっと好きに
なっていけるって思ってたし。
その気持ちは、今もあるから。」
「、 、、 っ、 」
「まぁ、俺の勝手って、
分かってるから。
だから、お前の気持ち
先に聞いたの。」
「、 、 、 、」
「、 、、。
好きな男でも、出来た?」
「 ぇ? 、 ぁ、 。」
『 ちづちゃん 』
タクミ くん
「って、そんなん俺が聞くなって
感じ か。」
「、 、 、、 。」
「お前の気持ち、聞かせてよ。
好きなやつ出来て
そこに行きたいなら、 」
「っ、! 違うよ!」
「 ぇ?」
「そんな人、、いない。」
タクミくんを
巻き込んだら 駄目だ
18才 だよ ?
これから 専門いって
色んな人と 出逢って
働くようになって
タクミ君は、 、、
隆史より
いい男に なるだろうな
「っ、 こ、、答えなら、
出てるよ ! 」
タクミ君 とは
身体 だけで
身体だけが いい
あ、 。
『 俺との事、身体だけの関係に
したいんじゃない? 』
タクミ君は
私の事 見抜いてたのかな
いつも私より
私の事を
分かってくれてる 気がする
いつからだろう
なんか 不思議