深夜の出来事-3
「だって海ったら、少し前から納戸に隠してるあたしのエッチな本を夜中にコッソリ持ち出してオナニーしてたでしょ」
ボクは階段下の納戸に目を向けた。そんなところにお宝が隠されていたとは…。後で場所を教えて貰おう。
「知ってたの…」
「うふふ、主婦を舐めたらダメよ。仕舞い方が少し違えば直ぐにわかるわよ。それに毎朝コッソリ穿き替えているようだけど、エッチな染みの着いたパンツを誰が洗濯してると思ってるの?」
恥ずかしくなった姉ちゃんは、また俯いてしまった。
「うふふ、いいのよ。責めてるんじゃないのよ。それどころか凄く嬉しいの」
「えっ?」
また姉ちゃんが顔を上げた。ボクも驚いてお母さんの顔を見た。
「だからエッチな海を責めるどころか、ようやくセックスに興味を持ち始めたんだから、そろそろ本物のセックスを海に見せようって、お父さんと相談してたのよ」
「うそっ!」
また姉ちゃんは同じ言葉を口にした。まあ、吃驚することの連続だったので仕方がないと思う。ボクも姉ちゃんと同じように、うそ…とつぶやいていた。
「本当よ。でもこちらから声を掛けると、真面目な海はうんと言わないと思って、自分から見るように仕向けたの。エッチな本を取りに来た海が、お母さん達のセックスを見てオナニーしたから、お母さん、嬉しかったのよ」
「じゃ、じゃあ、お父さんも知ってるの?」
姉ちゃんが寝室に居るお父さんに聞こえないように声を落として聞いた。
「ええ、お父さんも海の成長を喜んでるわよ。だから恥ずかしがることないのよ。さあ、お母さんみたいに、海もしてごらん。遠慮しないで」
お母さんはそう言うと、また、割れ目で挟んだままだった指を動かし始めた。
「ああぁ、ほら…気持ちいいわよ…はあ、はあ」
もちろん、ボクはそれを見ながらシコシコを再開した。でも、俯いた姉ちゃんはボクみたいに動かなかった。
「あら、しないの?ならいいわ。陸、部屋に入ってきなさい。陸だけにお母さん達のセックス見せてあげるから。でも、オナニーをしない海には見せないわ。2階に上がりなさい」
今まで優しく接していたお母さんは、少し強い口調になった。割れ目から抜いた手でボクの肩に触れると、そのまま肩を押して部屋に招き入れた。そして廊下に姉ちゃんを残したま部屋の扉を閉め始めた。
お母さんの手が触れたパジャマの肩にエッチな汁が染みてきた。ボクは凄くドキドキしながら、そのエッチな芳香を嗅ごうとして、鼻から息を吸い込んだ。
でも、その一方で廊下に残された姉ちゃんも気になっていた。部屋に入ったボクが振り替えると、閉めようとするお母さんの意思に反して扉の動きが止まった。
全裸のお母さんが振り向いて、ボクに悪戯っぽい笑みを浮かべてウィンクした。
因みに童顔のお母さんは今でも時々高校生に間違えられることがあった。息子から見ても可愛いと思うお母さんのウィンクでボクはドギマギした。姉ちゃんによく似たお母さんを、時々妄想の対象にしてたので尚更だ。
お母さんは仕草でボクに扉の方を見ろと促すと、掴んでいた扉の取っ手をそうっと離した。
ドキドキしながら見ていると、扉はゆっくりと開き始めた。開かれた扉の外には俯いたままパジャマのズボンの中に手を入れた姉ちゃんが立っていた。もちろん、その手は股間の部分でモソモゾと動いていた。真っ赤になった姉ちゃんは、恥ずかしそうに何とも言えない照れ笑いを浮かべていた。
「うふふ、いい子ね。入ってらっしゃい」
お母さんに促された姉ちゃんが上気しながら入ってきた。ボクは姉ちゃんのパジャマの股間に広がる染みを目で追いながら、これから始まる新しい家族の形を想像してワクワクした。