歌-7
ちづるはうつむき、
スカートの上から
アソコをぎゅっと押さえている。
もう片方の手で拳を作り、
ずっと鼻の下に拳を当てている。
タクミが頭を撫でて、
顔を覗き込みながら言う。
「、、、。
鼻血の話したから、
出てないか不安になっちゃった?」
ちづるはそのまま、黙って頷いた。
「大丈夫だってばー。
俺、ちゃんと教えてあげるって
言ってるでしょ? ね ?」
ちづるは首を横に振る。
少し沈黙した後、静かに言う。
「、、やっぱり、出来たら、、
見られたく ないから、、。」
「、 、 、、。」
小学生の頃の 鼻血
初めてのエッチで 鼻血
トラウマ ってやつか
「なんか、、本当、
タクミ君といると、、」
「ん?」
「昔の事、よく思い出すよ。」
「、、 そっか。」
「、、ちょっと悔しいかも。」
「え?」
「、、〜っ 、
タクミ君は、
初めてのエッチは何歳だったの?」
「、 、、ふふっ、
それ聞いちゃう?」
「だって、少しは、 、、、」
「 ? 少しは?」
「、 、、勝ちたい。」
「 っふふ 〜っ、
ちづちゃんて本当、 、」
「 ?」
「お子ちゃまーー、、」
「、 、っ 、」
「ふふふ、、いいよ。
初エッチはね、
えーーと、15才。」
「 凄いね、、。
同い年の人?」
「んーんー、、 年上ー。」
「そっ か。
初めてって、緊張とかしなかった?
最初から上手く、、 出来た?」
「 上手く?
うーーん、
どーだったかなー。
襲われたから。 」
「え!?」
「あ、いや、、なんてゆーか、
犯された、ってほどじゃ、
ないんだけどーー、、。」
「っ!? ぇえ、? 」
「食べられちゃった?
みたいなーー?」
「、、本当の 話 ?」
「うん。」
「、っ 凄い ね、、。
付き合った人が、そんな、
積極的って、、。
あんまり経験する人、、
いないよね。」
「付き合っては、なかったよーな。」
「っ へ!? ぇ??」
「、っ ふふっ! もーー
ちづちゃんリアクション良すぎーー。
うん、仲良くなったけど
付き合ってはいなかったよ。」
「、っ、 !」
え? ぇえ!?
そんな事って ある!?
どんな経験したら
そんな 事に っ !
なるの??
付き合ってない年下の男の子を
襲う人が っ
いる ?
いる!?
どこに!! ?
「っ じゃあ、、それで、
そういう事をした後に
付き合った みたいな?」
「んーーー、、
どうなんだろーね。
相手、結婚してたし。」
「 へっ!!? 」
「、ふっ!
ちょっとー!
どっから声だしたのー?
ウケるー! やめてよー」
「、っ 、」
結婚してる人が!?
タクミを襲ったの!!?
そんな ! っ
それが 初めてのエッチなの!?
、 、、だから
私にも
手を 出しやすかった
みたいな?
結婚してる人への
ハードル? って いうのかな
それが低かったのかな
、 、 、 、、
あ、。
あれ ?
ちょっと 待って
ぇーーーと、
あれ ? ?
「あの、、、タクミ君、」
「あー、もーー笑ったわー。
なぁに?」
「私達って、、、」
もしかして