歌-6
タクミは優しくちづるの
背中や鎖骨を撫で続けている。
快感に耐えながら、
タクミをじっと見て呟く。
「、ん、、でも、
私の過去なんて
つまんないよ ? 」
「ぇ?」
「ふふっ、、タクミ君は、
私の事、 なんか、、
買いかぶりすぎって ゆーか、」
「、 、、」
「っ はぁ、 、ん、、
つまらない 人間デス 私、、」
そうだ 私あの後、
信也に 何回も
しつこくメールしたんだ
いっぱいメール送り続けて
やっと返信が、
かえってきたけど
【 返信こないのに、
長文のメールとか普通送り続ける?
なんか気持ち悪い。
もう本当、連絡しないで。 】
あれは 結構
キツかった
「、、、。
結構、辛い思いしたの?」
「どうだったかな ?
忘れたよ、、。」
「えー?
ちづちゃん、前に
小学生の頃の事思い出して
取り乱したりしたんだよ?」
「、 ん、 」
「忘れたって事は
ないでしょー?」
「、、 、鼻血で、フラれた?
かも、 、ん、
引かれたのかな、 、、
それだけ だよ 。」
「、 、、 。」
初めてのエッチで
興奮して鼻血出ちゃった
で、 フラれた ?
「なんか、ちづちゃんてー、、」
「、?」
「男運、
ないんじゃない?」
「え、? ん、 んんっ、」
「ふふっ、気持ちぃ?
絶対ないよー 男運。」
「普通だと、思うけど、 、。
その人だって、、そんな、
悪い人じゃ なかったし、、」
「、、 、ふーん。」
タクミは、次にお腹と背中を撫でる。
ちづるは、ずっと吐息を漏らしている。
ちづるは少し考えた後に言う。
「鼻血は、やっぱり、
引いちゃうんだよ
きっと、、ん っ」
「えぇーー?
人によるよ。
俺は引かないし。」
「それは、 タクミ君は、
はぁ、、 んっ、
色々、経験してるから、 、」
「、、じゃあ、俺が童貞だったら
引いてたかもしれないって事?」
「ん、 っ 分かんないけど、
そうかも、 、 〜っ、はぁ、」
「っ んーーー、 、、」
俺が童貞で ?
ちづちゃんが処女で
お互い初めてのエッチで
ちづちゃんが
鼻血出しちゃったら
、 、 、 、 、、。
それ
ヤバい
「、、やっぱ引かないよ。
っつーか、燃えちゃう。」
ってか、俺みたいな男
普通に いるって
「 ぇ ?
ふふ、、
はぁ、 ん、、
タクミ君は やっぱり、 、
優しいね、 、ん 」
「、 、 、 、、 。」
いつか ちづちゃんは
知るのか?
鼻血に引かない男は
普通に いる事
、 、 、 、、。
それなら
俺以外の男は
鼻血は引いちゃうって
思い込んだままで
いてもらお
「ちづちゃん、 、」
「 ? 」
「 鼻血は、確かに
あれなのかなぁ 。
血 だもんね、、。
でも俺、ちづちゃんが
そんな風に傷つくの、
嫌だな、、。 」
「、ぇ、、?」
「俺の前では、安心してね。
出ちゃっても絶対
引かないし、 、、」
「 ぁ、。」
「 キス しよ ?」
「 、ぅん、、」
タクミはちづるにキスをする。
キスをしながら、背中やお腹を撫でる。
ちづるはタクミの言葉をストレートに
受け止め、嬉しさが溢れる。
タクミは、胸の奥に少しだけ
罪悪感がした。
ちづちゃんが 傷つくのが
嫌 だって ? 俺
また嘘 ついちゃった
俺 やっぱり
最低男かも
「ん、んんっ、 タクミ、君 !」
「んーー?」
「もう 〜っ
撫でるの いいよ、 、」
タクミはキスをやめると、
ちづるをじっと見る。
ちづるは、赤い顔をしてうつむく。
「ぇーー?なんで?」
「〜っ、 、っ、」
「ふふ、 、、
我慢できないんでしょー?」
「んっ、
ぅん、、〜っ、 」