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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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ターゲット乗車に至るまで-3

「結構安いんですね。でも、あたしのこづかいだったら無理だあ」

優子は残念そうに言った。

「何々?あたしが中々段取りしないから、コッソリ自分のこづかいでやろうと思ったとか?」

「そ、そこまでエッチじゃありませんよ」

図星を突かれて照れ笑いを浮かべて誤魔化した。

(でも1両だけなら、バイト代とお年玉でいけるかも…)

そんな優子の考えを覆すように陽子は言った。

「でも本当はね、一般的に3両だけとかの車両の貸切りなんて無いのよ。借りるとしたらその列車の編成全部でないとダメなの。それと何ヵ月も前から申請もしないといけないしね」

「えっ?だったらどうしてできるんですか?」

今日の運行を何ヵ月も前に申請していたとは考えられない。

「ほほほ、それができるのが各務家なのよ。各務の名前がとても便利だということに、最近ようやく気付いたわ」

陽子は各務家の力の凄さをアッケラカンとしながら答えた。そんな背景を気負う風もなく、気楽に接してくれる陽子に対して、優子は改めて好意を抱いた。

(但馬さん親子と大違いね)

そんなやり取りの間も、陽子が手にする端末には、多くの情報が逐次届いていた。

「よし、宮本さん達も配置完了っと。あっ、マスターが会計を済ませたようね。時間ピッタリよ。手島くん達も直ぐに出てくるわよ」

陽子がそのデータ画面を見ながら、順調に進む様子を読み上げて、車両のプレイヤー達に伝えた。

優子も物珍しげに変化するデータ画面を見ていたが、その一方で、チラチラと違う方向にも視線を向けていた。

「うふふ、あっちが気になるの?」

優子のわかりやすい様子に、陽子が卑猥な笑みを浮かべながら聞いた。いつも他を気にする余裕などなかったが、今日の陽子は今の車両の様子を伺うこともできた。

「だって、2人だけ、いいなあって…」

陽子に話を振られた優子は、気になるの方に顔を向けた。

【痴漢専用車両】では、車両本体に配置されるプレイヤーの他に、車両に誰も入らないようにするため、連結通路を塞ぐガード役が配置されるのが常だった。ガード役はターゲットが乗車中は、その役に徹して、車両本体で行われる卑猥な行為には関与することはなかった。

由香里と寛子は車両が出発してから直ぐに、その前後の連結通路をガードするプレイヤー達に声を掛けに行った。

声を掛けられたガード役のプレイヤー達が、ソワソワしながら車両に入って来ると、代わりに車両の中に居たプレイヤーの数人が、一旦、連結車両のガード役に廻った。

「今日の皆さんはガード役で退屈でしょうから、ターゲットが乗車するまであたし達の体で楽しんでくださいね」

これはガード役のプレイヤー達に与えられる労いということもあったが、せっかくなので楽しみたいという、淫乱な女達の思いの方が強かった。なので、女達がたっぷり楽しめる【お楽しみバージョン】の場合には、このガード役にとっての余録はなかった。

「じゃあ、嫌がる女に痴漢してるつもりでお願いします」

そう言った寛子がクルリと背中を向けて吊皮を掴むと、由香里も同じようにした。すると、プレイヤー達は直ぐに2人の周りを囲み、方々から手を伸ばして、女体を蹂躙し始めた。

「や、やめてく…ださい…、あう…だ、だめ…」

服の裾から入りこんだ手に由香里の乳首を摘ままれ、ギュッと閉じた足に無理矢理指が侵入してきた。

「あううっ…、や、やめて…」

同じく抵抗する寛子の上着は捲れあがり、ずらされたブラジャーから硬くなった乳首が晒されていた。



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