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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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ターゲット乗車に至るまで-4

初めは抵抗を示して痴漢される喜びを味わう2人だったが、時間のこともあって直ぐに本気モードになっていった。2人は床に敷かれたマットの上に寝そべるプレイヤーの上で騎乗位で跨りながら、手と口で他のプレイヤー達の肉棒の奉仕を始めた。

優子は、1人真剣に端末を操作する陽子に気兼ねして、車両の一端で繰り広げられる痴態の様子を気になりながらもスル―していたのだ。これが陽子に構って欲しかった原因だった。陽子に構って貰えれば気がまぎれるからだ。

「うふふ、気になるなら参加してくれば」

「えっ?」

陽子の言葉に優子はグラッときたが、さすがに陽子を1人残してそれも出来なかった。

「あたし、我慢します」

「あら、そうなの。じゃあ、何かあったら教えてね」

陽子はそう言い置くと、嬉々としながら痴態が繰り広げられる一端へ向かっていった。

「ああん、あたしにも痴漢して〜」

男達は陽子の乱入に沸いた。輪に加わった陽子の女体にその男達の手が群がってきた。

「あううっ、あっ、ダ、ダメッ…ああっ、ああああ」

陽子は男達の刺激を受けて直ぐに喘ぎ声を上げ始めた。

「いやああん、やああああん」

呆気にとられながら、その様子を見ていた優子は、陽子が挿入されて歓喜の声を上げる様子に我に返った。

「ずるい!」

優子はそう叫ぶと、その乱交の中に駆け込んでいった。

「あたしもおまんこして〜」

優子が負けじと自らスカートを捲り、ノーパンの陰部を曝す様子を、陽子は喘ぎながら楽しそうに見ていた。

こうして、ターゲットが乗車する一つ手前の駅に到着する直前まで、その淫らな行為は続いた。



【痴漢専用車両】が一つ手前の駅に到着し、乱交していた者達が慌てながら後始末を始めた頃、カップルの3組目の雄一が女をエスコートしながら、その駅のホームに続く階段をゆっくりと降りていった。

レストランに居た別々のカップルが、ガラガラのホームで重なれば不自然になる。そう感じさせないように、それぞれホームに到着する時間をずらすことはもちろん、数人のプレイヤー達がホームに散らばり、同じ車両の停車位置に、3組が立つ不自然さを解消させていた。もちろん、他のカップルに気を向かわせないように、男達が女の関心を煽る会話の努力もしていた。

しばらくすると、【痴漢専用車両】が編成された電車のライトが遠くに見えてきた。徐々に近付くその強い光りを見ながら、3人の男達の拳がグッと握られた。



同じ頃、駅の改札では乗客を足止めする役目を帯びた宮本と本庄が待機していた。

「そろそろ到着する時間ですよ」

「そうですね。もう大丈夫でしょう。我々も移動しましょうか」

宮本が腕時計を見ながら本庄に声を掛けると、本庄がそれに応じた。

改札のガード役は、車両が発車する直前まで改札付近で待機しているが、他に乗車しそうな者の気配が居なければ、駆け込みで車両に乗車するのが常だった。そのままお役御免ではなく、やはり最後まで復讐の一役を担いたいからだ。

しかし、他に乗車しそうな者が居れば、車両が駅を離れるまで、その乗客の足止めをすることは言うまでもなかった。

もう大丈夫と判断した2人は、ホームに降りる階段へと移動を始めた。階段付近で改札方向の様子を見ながら、発車寸前に階段を駆け降りるためだ。

しかし、2人が階段の手前に差し掛かった時に、改札のゲートが開く気配が届いた。ハッとした2人が振り返ると、改札を抜けた1人の白人の男が向かってくるのが見えた。

宮本は横に居る本庄と顔を見合わせた。

「ほ、本庄さん、英語は?」

慌てた宮本が本庄に聞いた。


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