言い訳-2
それから3日経った。
明日の日曜、2人は初めて、
外でデートをする予定だ。
夜に、
ラインでメッセージのやりとりをする。
待ち合わせ場所、
時間を決めた後にちづるが質問をする。
【なんで駅で待ち合わせするの?】
【その方がデートっぽいから。
俺のが、10分ぐらい先に出るから、
後から来てね。】
【分かった(^^;)))】
【ちゃんと、オナ禁してる?
ムラムラしちゃったんじゃない?】
【、、少ししたけど、
ウォーキングしたから大丈夫。】
【運動で発散? w
あ、ねぇ、ちょっと
そっちいっていい?】
【なんで?】
【聞きたい事あるから。】
【ラインじゃ駄目なの?】
【駄目ー。
直接、聞きたいの。】
【でも、もう1時だよ?
明日のデート、寝坊しちゃうよー。】
【15分で済ますから。】
【分かった。
でも、触らないでくださいね。】
【オナ禁中だから? 】
【そうです。】
【ウケるw
とりあえず、行くわー】
タクミはそうちづるにメッセージを
送ると、外に出てちづるの家のインターホンを押した。
パジャマ姿のちづるが、
中から鍵をあけると、タクミは
家に入った。
2人は部屋に入り、台所で話す。
ちづるが言う。
「聞きたい事って、なぁに?」
「んーー? 、 、、うん、。」
「 ?
早く寝なくちゃ。
明日私、デートの約束があるの。」
「え? 嘘。」
「本当ー。寝不足の顔して行くの
嫌なんだからー。」
「目の下にクマ作って行ったら、
相手の彼も冷めるだろうね。」
「、ふふ、っ、 、」
2人はそんな冗談を言い合って、
少しの間、クスクス笑っていた。
タクミが、ちづるに近づく。
腕を持ち、抱き寄せようとする。
ちづるが慌てて言う。
「ぇ、? 触るの?」
「ちょっとだけー、、。」
タクミは、ちづるの両腕を
触れる程度に持つ。
「、 、 っ、 、、」
「明日、晴れるといいね。」
「ん、 うん、、。」
「何着てくか、決めたー?」
「、、うん。」
「俺も、もー決めたー。」
「、っ、、そっ か。
で、 聞きたい事って、何?」
「、、ふっ、 ふふ、、
ちづちゃん、腰、、、。」
ちづるは、真っ直ぐに立っている
つもりだったが、
腰が少しだけ引けていた。