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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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香水-4

SEXが終ると、
ちづるはすぐにパジャマを着る。
ばつの悪そうな顔をしている。
何故、嘘がバレたのかを考える。

その後、2人はいつものように
寝室へ行く。
布団に入るとちづるが言う。

「あの、タクミ君、、」

「んーー?」

「なんで、嘘が分かるの?」

「、、ふふっ、なんででしょー?」

「顔に出てる?私、、」

「さーー? なんでだろーね。」

「、っ、お願いっ! 
      教えて?」

「えーー? 
  どーしよっかなー。」

 まぁ、教えた所で上手になるとは

   思えないけど

 あぁ、、 なんか

  この必死な  目 


ちづるは真剣に、タクミからの返事を待っている。
タクミは答えようとしたが、
ちづるの目を見ると、
少しからかいたくなり、こう答えた。

「腕だよ。」

「 え?」

「腕。 
 手、全体から出てるの。」

「、 、 、、、。」

「、 、、」

 なんちゃってーーー

  って、 、 


    え ?


タクミは、
ちづるがその答えを
本気にしない事を予想していた。
しかしちづるは真剣な顔をして
考え込んでいる。
掌を握ったりしながら
自分の腕を見て考えている様子だ。 
ちづるは呟く。

「腕、 、 、、、。」

「、 、、っ、 、」

  っぁーーー、、 !


  また  っ、 っ

 笑いてぇーー! !

 萌えーし! 
    面白いし !

  ちづちゃんて 

  真面目なのに
      マヌケだよな

 〜っ、 っ、ぁーー 

   でも なんか

 人に騙されそうで
     心配になってくる 

「ちづちゃん、 、 、、」

「 ん?」

ちづるは自分の腕から視線を外し、
タクミを見る。

「世の中、、
怖い事件とかいっぱいあるからね。
おかしい人も多いし、、」

「 ? うん。」

「騙されたりしないよーに、
 気をつけてね。」

「ん? うん、、、」

  ? 

 最近、なんか
  怖いニュースあったっけ ? 

  あ そういえば

  こないだ 新宿で
   なんか事件あったっけ

 テレビでやってたよーな、、、

  でも、なんで急に? 

  ?    

       ? 
       

「、 、、 、、。」


 で、 それでも

 ちづちゃんは
   気がつかない と 。

  あぁ、 、、

  一体

   どこまで 鈍感なの ? 

「?  ? ?」

「おいでー。
 モコモコ、
  また抱っこさせてー。」

「、 、、うん、。」

タクミがそう言うと、ちづるは
タクミの胸にくっつく。
2人は寄り添いながら眠りについた。


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