―玲奈、崩壊 その7−-1
_ 亜美は玲奈と向かい合い、いつものように雑談を始める気配だった。だが亜美は、玲奈の異変に気付いた。赤らみ、火照り、汗ばんだ顔。だらしなく開かれた口。あごには、そこを伝った涎によって、てかてかした光沢が生じていた。その目は焦点を失い、全身は脱力し、呼吸が荒い。
_ そんな玲奈に、亜美は見覚えがあった。本屋で犯されているのを覗いた時に目にした、玲奈の恍惚の表情だった。
_ そのあとの数日間、亜美は毎日学校終わりで、玲奈とのレズ行為に及んでいたが、その時にも亜美は、そんな玲奈の表情を見ていた。だから、間近に寄って玲奈を見ただけで、亜美は理解した。玲奈は今、痴漢されているのだ、と。痴漢に快感を覚えてしまい、絶頂に至り、そして陥落した事を亜美は瞬時に見破った。
_ そんな亜美の目の前で、再び玲奈の乳房は踊らされた。ぼよん、ぼよん、と上下に跳ねた。跳ねる玲奈の乳房が、亜美のそれに衝突した。玲奈の左乳房が亜美の右乳房を、玲奈の右のが、亜美の左のを、同時に連打した。背の高い玲奈の乳房が、背の低い亜美の乳房を上からたたき下ろした。何度も何度も、ぼよんぼよんと打ち据えた。
_ その打撃は玲奈に快感を与え、乳房の揺れに同調した小刻みな喘ぎ声が洩れた。
_ 亜美はうっとりとした表情で、玲奈を見つめた。痴漢に陥落させられ、快感に溺れている玲奈の、何と可愛らしいことか。また、玲奈の破廉恥な姿を見る事が出来る、玲奈が犯される場面を鑑賞できる、そんな興奮が亜美の心を支配しつつあった。
_ 2人の乳房の衝突は亜美にも快感をもたらしており、それも亜美の興奮を倍化させていた。
「玲奈、気持ち良いの?感じちゃったの?痴漢されて陥とされちゃったの?」
と、甘く優しい声色のささやきを、亜美は玲奈に伝えた。
「うん、気持ちいい。亜美ちゃん、気持ちいいの。」
_ そういって玲奈は、亜美に体重を預けた。
「亜美ちゃんのおっぱいもいいの。当たって、擦れて、気持ちいいの。」
「私も玲奈のおっぱいが、気持ちいいよ。」
_ 女子高生2人がそんなささやきを交わしている時、再び玲奈の秘部が襲われた。亜美に預けられた体重が増加した。亜美はその身体にかかる重みで、玲奈の快感の度合いを知ることが出来た。
_ 亜美の耳のすぐ傍に寄せられた玲奈の口から、亜美にだけ聞こえる音量の、吐息と喘ぎ声が漏れた。