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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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合い鍵で入って待っていたんだろう直哉は途端に不機嫌な声を出した。

「だれ?」

不躾な程、機嫌の悪い声で私の頭を通り越して三浦さんをにらんだ。

「あれ?遠距離の彼?」

こんな場面に鉢合わせしたのに三浦さんは爽やかな笑顔で。
「来週1週間、彼女を貸してもらうわ。
理由は葵ちゃんから聞いて」
と言って、もう一度頭のてっぺんにキスをした。

「てめっ!」
「じゃぁ、おやすみ」

爽やかな笑顔とともに玄関のドアは閉じられ
30秒後にタクシーが発車する音がドアの外で聞こえた。

「で?説明してもらおうか?葵ちゃん?」

直哉が最高に怒った声で、いやみ笑いをした。

「直哉今日来てくれたんだ?」
話を逸らそうとして、笑いながら靴を脱げば

「遠距離だからな。来れる時に来ないと浮気されるからな」
「・・・・・」
「今日みたいになっ」

こりゃだめだ。
相当怒ってる・・・




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