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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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かい摘んで説明すると、直哉はムスッとして
「本当にお前は・・・」
と言葉を失った。

「ごめんね。でも同じ会社だし。全く知らない人って訳じゃないし。
1週間って言っても2回ぐらい?ちょっと付き合うだけ」

「お前はさぁ。俺が同じ事をしても許せる?」

そんなこと考えた事もなかった。
直哉が支社の女の子に横浜を案内するなんて。

「・・・やだ」
「だろ?分かったか」

直哉はモテるし、軽いし、口も悪いけど。
絶対に私が心配するようなことはしない。
それは凄いと思う。

「月曜日にちゃんと断る」
「うん。それが道理だな」
「うん」

「でも・・・」
と、私を抱きしめながら直哉が言う。
「あれ、神戸の三浦さんだろ?」
と、苦笑いして言った。

「知ってるの?」
「ああ。神戸の海外事業部で有名人だよ」
「へぇ」
「ウチの海外の森川さんと同期だろ?
本社の海外は森川。神戸の海外は三浦。ってよく対にされるぜ」
「へ〜」
「あの年の海外事業部は豊作だって」
「ふ〜ん」

「今本社に来てるんだろ?お前断っても逃げられねェよ」
「なんで?」
「お前が三浦さんを説得できるとは到底思えねぇ」

なんか失礼なことを言われてる気がする・・・




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