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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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「送ってくわ」と言って引かない三浦さんが
タクシーで送ってくれるというので
会社の最寄り駅の合コン場所からタクシーに乗った。

そもそも。この駅で合コンなのに初めから社内合コンだって
なんで気がつかなかったんだろう。

小さなため息をついたら
可笑しそうに三浦さんがこっちを見ていて。

「葵ちゃん部署どこ?」
「企画です」

「企画か。月曜日に仕事が終わり次第、迎えに行くし」
「・・・・三浦さんこっちで接待とかないんですか?」
「ないな」
「・・・・」

私がどう断るのかニヤニヤしながら聞いている。

「本社にいる同期と飲むとか・・・・」
「もうこの1週間でそれも終わった」
「本社の同期って誰になるんですか?」
「海外の森川、広報の加藤、知っとぉ?」
「知ってます」
見事にいい男たちだなっ。
「あいつらも忙しいからな」

仕方がない。
1週間だけ、付き合うか。
そう決心をして「あ。ここでいいです」と
マンションの前で止めてもらう。

三浦さんは運転手に
「この子を玄関まで送ってくるからちょっと待ってて」
といい、断る私に強引に玄関まで着いてきた。

鍵を開け、ドアを半開きにしたところで
「月曜日、忘れんとって」
と、頭のてっぺんにキスを落とす。

「ちょっと!」
いきなりの事でよけきれなかったキスが
私を刺激した。

「葵?」

中から聞こえた声は直哉ので。

なんでよりによって居るのよ・・・




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