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「エースパイロットの危機」
【SF 官能小説】

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「エースパイロットの危機」-3

勝ち誇った大尉の声がコクピット内に響く。
「はっはっはっ。帝国の技術力を見たかね。これはDOLEの神経接続を介して君の身体へダメージを与える特殊な電磁波だ。きみは確かに最強の兵士かもしれない。だが、きみの『女』の弱点を突かれても、果たしてどうかな?」
「ひっ……卑怯なっ!」
 ケイはスクリーンに映る帝国軍人に向けて叫んだ。だが、その声も喘ぎに近いものになっている。頬が桜色に上気していた。ケイの赤いレオタードの股間が、うっすらと濡れだしている。
(神経接続の感度の良さが……こんな形でアダになるなんて……)
 臍を噛んでも仕方の無かった。生き残ったら、技術部に文句を言わなくてはなるまい。
 ケイの動きが止まると同時に、敵兵は一気に走り出してケイの機体へと突進してくる。
「くっ……ま、まだまだ……」
 下半身から突き上げてくるものに耐えながら、ケイはレバーを引き、下のトリガーボタンを押す。武器交換の文字がスクリーンの下部に表示されると同時に、バリアントは持っていたマシーンガンを地面に落とすと、腰のソードを抜いた。特殊鉄鋼製のその剣は、近接戦闘で敵DOLEを切り倒すために作られたものだ。
 突進してきたファッグが肩からタックルをしかけようとする。どうやら、敵は自分を生け捕りにするつもりのようだった。おそらくは捕虜となった「勝利の女神」をマスメディアに公開することで、連邦軍の士気低下を狙うためだろう。
(そうは……させないわよ!)
 タックルしてきたファッグへカウンターの斬りを浴びせる。
 ほとんど半分に分断するように斬り、ファッグは真っ二つに切り裂かれる。たちまち爆風が包み込んだ。
「ほぉ……。その身体でそこまで動けるとはたいしたものだな。では、電磁波の出力を上げるとしよう」
 アーガスは、ゆっくりと前進を開始しつつアンテナをケイの下半身へと狙いを定めて、電磁波を絞り込んでいった。ほとんど一直線のようになり、ビーム状になった電波がバリアントの下半身を直撃する。そしてそれが、神経接続を介してケイの秘所を嬲っていった。
「やぁ……!! な、なにするの……やめてぇっ!!」
 ケイが悲鳴をあげた。両手で握るレバーに力を込めてがくがくと震え出す。人間の限界を超える快楽の波が下半身から背中を通って脳へと突き抜け、ケイは両足で自分の股間をぎゅっと押さえつけるように閉じる。しかし、それによってパイロットスーツの絹地が秘所を擦ってしまい、思わずさらなる喘ぎを漏らしてしまう。
 もはや、戦いどころではなかった。
 帝国兵もそれを察知したのだろう。ゆっくりと前進してきて、主の動きを真似て何も出来ずに身体を震わせるのみのケイの機体に、まずは背後から羽交い締めにする。
 がしり、と金属同士が叩きつけられる音がしたと思うと、コクピットに衝撃が走る。さらにケイの背中にも、神経接続によって背後から押さえつけられたような感触が走る。
「いやぁっ!!」
 ケイが羞恥で叫ぶ。その仕草はもはや連邦軍エースパイロットの戦女神ではなく、年相応の少女のものでしかない。
 前から二体のファッグが近づいてきた。背後のファッグによって、がたり、と手に持つソードが外される。ソードは地面へと落ちた。
 帝国軍人の高笑が聞こえてくる。
「どうかね……まだ、足りないかね?」
 アーガスの波動攻撃がなおも強くバリアントの──ケイの股間へと向けられる。ケイは涙を目じりに溜め出す。
 背後で抑えていたファッグの両手が、さらに前へと伸ばしてバリアントの胸部へと襲いかかる。ゆっくりと揉みしだきだした。それもまた、ケイの胸へと衝撃が伝わってくる……。
「いやぁぁぁーーーーーッ!!」
 ケイは泣き叫ぶ。レバーを握っていた両手を離して、自分の胸の二つの双丘を押さえつけた。しかし、それでもパイロットスーツから伝わってくる甘い衝撃が、少女を高みへと昇らせてしまうのだった。
 すでに四肢をぐったりとさせたバリアントは横たえられ、ファッグの一機によって左右の脚を大っぴらに開脚させられた。ケイも自分の脚が左右に拡げられる感触が伝わってきて、羞恥に身体を悶えさせた。
 そして──股間の接合部に立っているファッグは銃口をバリアントの股間へ向けると、トリガーを引いた。
「うっ!! うがァ!!」
 衝撃がケイの股間にも突き当たり、ケイは背筋を海老ぞりにする。彼女のパイロットスーツの太ももの内側は、ぐっしょりと濡れていた。すでにコクピット内は淫靡な匂いが立ちこめていた。
 二発、三発──銃弾がバリアントの股間を直撃し、やがてコクピットを守っていた装甲が耐えきれなくなり破裂する。


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