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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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秘密-1

その3日後に、2人はまた会う。

いつものように夕飯を食べた。
食後にコーヒーを入れた。
2人はソファーに座り、
テレビを観ている。
ちづるが少し考えてタクミに言う。

「タクミくん、」

「んーー?」

タクミはテレビを観ながら
ちづるの話を聞こうとしている。

「私、秘密主義じゃないよ?」

「、え? 」

「秘密、とか、、
そんな器用な事出来ないし、 、」

「まぁ、そうだねー。」

「だから、 あの、 、、
 少し、話しますと、 、」

「 ?」

さっきまで観ていた
バラエティー番組がちょうど終わった。
ちづるが言う。

「えっと、 2月に、、 
 先生に、また会っていい?」

「 、え? また買い物?」

「んーん、。 ご飯、、。」

「、 、、合コン?」

「っ、ううん! 違うよ!
 先生とだけで! ご飯、、」

「ご飯だけ、とか行くんだー、、」

 ちづちゃんの話し方だと、
 買い物とご飯のセットで出掛ける

 って だけだと、、

     思ったのに


「あ、ううん、
いつも行ってる訳じゃないの。
ご飯だけに誘われたのは、
  今回が初めてで、、。」

「、 、 、 、、」

「その、、私、秘密とか、
そういうの、本当ないから、、。

 でも ね? 

タクミ君に一つ
言ってない事があるとしたら、 、」

「、、、何?」

「たいした事じゃ、
ないかもしれないけど、、 、。

  先生 、、」

タクミは、その時のちづるの顔を、
数日経ってからも思い出す事があった。

気まずそうな、それでいて、
嬉しさを堪えているような、
なんとも言えない顔でこう言った。

「先生、、 
 離婚したんだって、、。」

「、 、 、、 、 」

「だから、その、、 合コンは、
先生がやりたい、ってゆーのも、、
あるから言ってたの かも。

っ、あ、。
 合コンは、
   私は断るつもりだよ?」

「、 、 、 、、 、」

「それで、その、、、

なんか、私の今の、、
 状況とか言ったら、
 意気投合?みたいな感じになって。

近いうちに
 もう1回飲もう、って、、 、」

「、 、、 、駄目。」

「、え?」

「行ったら、駄目。」

「、 、 ぁ、 、、
    、、、、うん。」

「、 、 、、、。」

「、 、 、、 分かっ た。

  じゃあ
   行かない ね?」

「、 、 っ、はーーーー、、

  嘘だよ。」

「 え?」

「、、、行っていいよ。」

 止める権利なんて
       俺 ないし

  っつーか!

 そういう 束縛とか!
 する人の気持ち、
    分かんなかったけど、、、

   今 

  分かっ た 


  あぁ、 、 、

 もーーーーーー


「、 、、いいの? 
      本当に?」


「、、、。

 俺も、他の女の子と
  デートしよっかなー。」

  なんだ この 

   むなしい 強がり

「、っ、!? 

 っ、、ん、、それは、 
 タクミ君の、自由だから、 、」

「、 、 、、え?」

    、 、 、。 

 強がりなんて
    言うんじゃなかった

  ふつーーに、

   傷ついたんですけど


「、 、、、。

こないだ、私だけ見てって、
言ったじゃん。」

「、っ、!? 
  ゃ、あの、あれは、、」

「どっちが、本当なの?」

「、え?」

「自由にしていーの?
 自分だけ、見てほしーの?

 どっち?」

「、!? 、 、、っ、」

「はーーい、答えてー、、
 ごー よん さん  、、に」

   困ってる困ってる

 楽しーー 

   、けど、 、、
 
   待て 

 自由にしていいのが
  本当だって言われたら

    どーすんの? 

  俺 、 、 また、

 傷ついちゃうじゃん!



「両ほ 


「あ! 待って!! 
      え?  ?
      何 ? 」


、 、っ、両方、本当、
      だと、思う。」
 


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