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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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ちゃんとした大人-1

2人は座ったまま、抱き合っている。
まだ、ちづるに入れたままタクミが言う。

「っ、はーーー、 、、 
2回もイくと、結構疲れるーー。」

「 ぁ、 、、ごめん、、」

「 ん? 何が?」

「、 、、無理させて、、」

「、、ふふっ、無理してないよ?」

「、、そう?」

「あんな風に匂い嗅がれたら
俺も興奮しちゃうしーー。」

「、 、、、」

「ちづちゃんて、
匂いフェチだったんだね。」

「ぇ? 、、そうなのかな、、」

「そーだよ。」

「、、 ぁ、降りるね、、」

ちづるはそう言って、タクミの膝から
降りた。
すぐに恥ずかしくなり
ワンピースのボタンを閉じる。
パンツとレギンスを履く。

「お風呂、入るね。」と言うと、
パタパタと準備をして入る。

今日も、
タクミからの一緒にお風呂入ろう、
という誘いを断る。

タクミがお風呂に入っている間、
ちづるはお皿洗いをした。

2人は布団に入る。
時計を見ると11時すぎだった。
タクミが言う。

「ちづちゃん、
  さっき酔ってたの?」

「 ん? うん。
   結構酔ってたよ。」

「言ったことは、覚えてる?」

「ベロベロになった訳じゃないし
 ちゃんと覚えてるよー。」

ちづるは笑って言った。
ふと、ちづるの顔が真剣になり言う。

「、 、、なんか、私、、」

「ん?」

「あー、、ううん、やっぱ、
 なんでもない、、。」

「え? 気になる。
    言ってよー。」

「、んーーー?
       うん、、。

なんか、やっぱり
もっと、ちゃんとした大人に
     なりたい。」

「ちゃんとした? 」

ちづるは気まずそうに、
苦笑いながら言う。

「頼りない でしょ? 私、」

「っ、んーーーー、、

   うん。」

「でしょ? もっと、
ちゃんとした大人な方が、
   タクミ君に、、」

「俺に?」

「なんか、こう、、、
 良い影響を、
  与えられると思うから。

 私が、先生に
与えてもらったよーに、、」

「、 、、 出たな。」

「、え?」

「、、なんでもない。

 っ、はーー、
    なるほどねー。

 先生はちづちゃんの
  目標でもあるって訳ねー。」

「や、その、、

 目標ってほどじゃ
 ないかもしれないけど、

 とにかく! ね? 

私は、タクミ君の前で、もっと、
ちゃんとした大人でいたいの!」


「、、ちゃんとした大人 ねー。
  漏らしちゃう大人は俺、
    初めて見たけど。」

「、っ、!? 、、っ 、、」


「、 ? 、ん? 」

 
  あら ら 

 え ? 

   傷ついちゃっ た ?

 今、全然
  苛めるつもりじゃ
    なかったんだけど

   
「、 、、、。

あー、でも
 紫の下着、似合ってたよ?」

  おしゃぶりのが似合うけど

「料理も上手いし、
 ちづちゃんは
  ちゃんとした大人だよ。」

  
  っつーか  ね ? 

 どんな理由でも
    不倫だよ? 俺達

 ちゃんとした大人は
    不倫をしません





  とは 今 言えない

 っ、  、、っ、

  っ、あーーー
     笑っちゃいそーー 





「、、 、ん、、うん、
    ありがと、 、。」

ちづるは、
まだしゅんとしている。
小さく呟く。

「、 、タクミくん、、」

「んーー?」

「、 、抱っこ、、」

「 え? 
  またしてくれんの?」

「、っ、、、 、  」

 
「 う そ ーー。
 ほら おいでーーー。」

 
  あぁ  

     萌え


  本当 

   単純 

  

タクミはふっと笑って
片腕を広げる。
ちづるは無言で
タクミの胸に片腕で抱きつくと、
ぴったりとくっつく。
そのまま目を閉じる。

しばらくするとちづるは眠りについた。
タクミは、
ちづるの子供のような寝顔を
眺めた後に、眠りについた。


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