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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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旧姓-1

「そういや、ちづちゃんは
旧姓はなんてゆーの?」

「え?」

「苗字。何サンだったの?」

「常盤、だよ。」

「 え? 結婚して
常盤サンになったんじゃないの?」

「、、、うん。」

「お婿さん、って事かー。
 、、なんで、そうしたの?」

「んー、、まぁ、色々。 
 彼がそうしたいって
    言ったから、、。」

「、、ふーん。」


1月の下旬のある日。
SEX が終わり、布団の中で2人は
そんな話をしていた。
タクミが言う。

「じゃあ離婚しても、
苗字は変わらないんだね。」

「うん。」

「、、離婚、したい?」

「、、え?」

「ちづちゃんは、
どっちかなーと思って。」

「、 、、どっちだろーね。
でも、、、うん、まぁ、
このままの状態が続くなら、
した方がいいような気もするけど。

 相手次第? かなぁ。」

ちづるは、
眠くてたまらない様子だ。
目を閉じながら呟く。

「寂しい思い、、
 させちゃったのかも、、」

「、え? 誰が? 誰に?」

「、 、、私が 、 、、
   たか、、旦那に、、」

「、、、 、」

ちづるは、そのまま眠ろうとする。
タクミがハッと気がついて言う。

「ちづちゃん、服ー! 
パジャマ! 着なさい。」

「っ、 んー、、、」

タクミは眠そうなちづるに、
パジャマを着せた。


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