〈被虐少女〉-22
『愛ちゃん…す、好きだ…愛ちゃん大好き…ッ』
曾て、これ程までに快感を与えてくれた少女が居ただろうか?
腰を動かすだけで下半身は痺れ、快感が背骨を貫いて脳天にまで衝撃を与える。
髪型も顔立ちも、そして体型も……更には躾と称した愛撫に対する反応も、何もかも首謀者にとって理想的であった。
『オジサンもうイキそうだよぉ……愛ちゃんのオマンコの中に、オジサンの精子をブチ撒けてあげるからねえ?』
「そッ…!?そんなのやだあぁッ!!嫌だッ!!嫌だッ!!嫌あぁッ!!」
保健の授業で習った妊娠のメカニズム……それは幼い少女には衝撃的でもあり、そして《女》である事の責任を感じた瞬間でもあった……。
「だッ…出さないでぇッ!!お願い出しちゃ嫌あぁぁぁッ!!」
膣内射精の危険性は、充分ではないにしろ、本能的に察している。
[こんなオヤジとの間に《命》など作りたくない……]
その恐怖は眉間に拳銃を突き付けられるのと同等か、それ以上のものがある……愛は発狂したように暴れ、絶叫した……。
『ハフ!ハフ!あ、愛ちゃん…愛ちゃん可愛いよぉ……オジサン、もう愛ちゃんを離さないよぉ……』
「だッ誰か助けてッ!!んぎッ…んぎッ!!て、手錠外してぇッ!!お願い誰かッ…誰か外してぇッ!!」
必死の抵抗にも関わらず、愛の身体で動かせる部分といえば、何の拘束も受けていない頭部だけである。
涙を散らして首を振り乱すだけの足掻きでは、抱き締めてくる鬼畜オヤジの腕からは出られないし、深々と突き刺さる肉棒は引き抜けやしない。
早まるピストン運動……この部屋に居る男達は愛の味方ではないし、耳をつんざく悲鳴を聞いても、心を痛めたりもしない……全くもって、冷酷な世界だ……。
『あ、愛ちゃんッ!あ…愛…ッ!』
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!!!」
愛は混乱した意識の中、強烈な抱擁と下腹部の奥に熱く焼けつくような痛みを感じていた……。
『なん………愛ちゃんも……たのか?』
『………締まり具合………凄いモリマンだし……』
『ヒヒッ…今までの中でも最高………咲良なんか目じゃ……』
薄れていく意識の中で、愛は再び股間に異物の挿入を感じた……切り裂かれるような痛みでも、意識は漆黒の闇に堕ちていく……。
『亜季ちゃん……洗って………またチンポが回復したら…………』
『イヒヒッ…妹の方もじっくり………愛より躾甲斐があるか…………』
『あ、愛ちゃ……僕……あぁッ!』
またも下腹部に焼けるような痛みを感じた……いま聞こえた言葉からすれば、次はまた亜季が慰み者にされるのだろう……。
(あ…亜季……)
モニターの中では、長髪男が亜季の股間を洗っている様子が映っていた……監禁はまだ続くのだと思い知らされた愛は、全てが無駄のまま潰えてしまった悔しさと哀しみを覚え、そして虚脱感に襲われて瞳を閉じた……。