金曜日 2-3
ちづるはお皿洗いを終える。
タクミに、背をむけたまま言う。
「あ、りんごあるの。
デザートにしよー ?」
「、 、、うん。」
ちづるは、りんごをむいた。
紅茶も入れて、デザートをテーブルに
運ぶ。
タクミの隣に座る。
タクミは、紅茶を眺めて
ため息をついた。
ちづるが、そんなタクミを見て言う。
「、 、、私も、分かる。
タクミ君の事。」
「 え?」
「私に、
ちょっとガッカリしたんでしょ?
そういう理由で、
結婚しちゃう人で。」
「、 、 、 、 、、。」
「ふふ、、 当たり でしょ?」
「、 、、」
全然
違うよ ちづちゃん。
ちづちゃんに、
俺の思考を読むのは
無理だな 。
タクミはちづるを、じっと見る。
ちづるは、少し得意気に
『当たったでしょ』
という目をしている。
タクミは、ふっと笑って言う。
「、 、、まぁ、ちょっとねー」
「やっぱり?
だよね、分かるよー。」
ちづるは笑った。
タクミも、一緒に笑った。
テレビを観ながらデザートを食べた。
そのあと、2人は別々にお風呂にはいる。
タクミはまた、
一緒にお風呂に入ろう、
と言ったが、ちづるが嫌がり入らなかった。
2人は寝室に行く。
今日も、1つの布団に2人で入る。
早く寝よう、と、話していたのにも
関わらず、2人はお互いを求めた。
2人とも、裸になった。
タクミは、
ちづるに丁寧に愛撫をした。
正常位。
挿入してタクミはゆっくり腰を振る。
タクミが耳元で囁く。
「今、、何 してほしい? 」
「、ん、、 抱っこ 、」
「 ん、 、、」
タクミは腰の動きを止める。
入れたまま、ちづるの身体に、自分の身体を寄せる。
「、ほら、 、おいで、」
タクミがそう言うと、ちづるは、
タクミの背中に手をまわし、
しがみつく。
タクミの体温が自分の身体に流れてくる。
泣きたいような、気持ちになる。
タクミがふっと笑い、言う。
「 甘えんぼー、 、、」
「ん、、だって、 、、」
「 んーー?」
「こうしてれば 寂しいの、
消えるから、 、、」
「 ? 寂しい ?」
、 、、 あ 、。
もしかして、DVD の事 か?
『どうして、、DVD の子の名前、
知ってたの ?』
、 、 そろそろ、
ネタばらし してあげるか。
先生にイラついて
ちづちゃんに、ヤキモチ
焼かせる為。
って
言ってあげなきゃなー、 、、
こんなに気にしちゃうなんて
正直 思わなかった
さすがに 怒るかな
「、 、 、
あのさ、
DVD の、事なんだけど
、 、、 、、」
「ぇ、? んっ、うん、 、、
、 っ、はぁ、
な に?」
何 ?
え ?
DVD の こと ?
ちづるの呼吸が、
ほんの少し早くなる。
少しづつ、
DVDを折った時の感情が甦る。
また 自分の心に
ドロドロしたものを感じる。
タクミが、何を言うのか
怖くなる。
「 あれは、 、、
、 、、 ん、? 」
ふと、ちづるのアソコに
異変を感じた。
「 んーー?
ぁーーー、 」
あれ?
なんか、 、 、
ちづちゃんの なか
動いて る ?
っ、ぁーーー、 、、
気持ちい、 、、
「〜っ、タクミ くん、 ? 」
「、んーーー? 、 、、」
っ、ぁーーーー
なんだ? 急に 、 、
気持ちい ん ですけど
あ 、 。
これ
あの時 の 、、 、
タクミは思い出す。
ちづるが鼻血を出した時の、
ちづるのアソコの中の感覚。
今、まさにその動きをしている。
ひく、ひく、とタクミのモノに
絡みつく動き。
なんとも言えない、心地よさがある。
気持ちいいのに
眠ってしまいそうな
味わった事のない快感だ。
「タ クミくん、 何、 ?」
「っはーーー、 、、
んーーー? 」
えーーーと
なんだっけ ? DVD か
え 、?
、 、 これ
もしかして
「ぁーーー、、 はぁ、 、、
DVD の事ーーー、
ごめんねーーーー、 、、 」
「、っ、 ん、、
タクミ君、 やっぱり
見たかった ? あのDVD 、、 」
「、っ、ぁーー、んーー?
どーーだろーーー ?
、っ、ぁーーー、、 、」
あぁーーー いい
また、動く
ヤバい これ
癖に なっちゃう
もしかして
ちづちゃんは
苛められると
追い詰められると
アソコが こんな動きに
なるの か ?