ざくろの昼下がり-5
開かれた脚の間には白いおなかがポコンと弾けていた。
女の人の体には角ばったところはどこにもない。
陰毛が両側から絡み合うように生い茂り、そこには確かに一筋の亀裂が入っている。
その割れ目のところに一本の芯のようなものが垂れ下がっていて、その下は土気色がかった襞で塞がれている。
僕は生まれて初めてオマンコというものを目にしたのだった。
それを忘れてしまわないように目の奥に焼き付けておこうとしていた。
「アレ使ってみろよ。」
和孝がそういうとマキさんはペニスを咥え込んだままでむぐむぐと何か言った。
顔を上げてみるとピッチャーがボールの滑り止めを揉むようにその右手でぺたぺたとおっぱいが柔らかくひしゃげているのが目に入った。
震える手で割れ目を覆う襞を開いて中身にそっと媚薬を擦りつけた。
「んっ・・・ヤダ、熱いっ・・・」
「感じてきた？なんか・・・したくてたまらなくなったりとか・・ない？」
「え・・・したくなるっていうより、もうしてるじゃない・・・熱いわ。舐めて綺麗にしてよ。」
もう何がなんだかよく分からない。
破裂してしまいそうなほど高まる胸の鼓動に震えながら、僕は開いたオマンコの中を舐めまわした。
そこに塗り込んだ媚薬は苦くて舌の先がピリピリしたけど、割れ目を覆っていた薄い肉片が舌先に絡み内部の柔突がもこもこしてる事が分かる。
唇から僅かに白い歯を覗かせ、目を細めるマキさんの恍惚とした表情がエロチックでたまらなかった。
彼女はゆるやかに腰を弾ませて、舌を突き出した僕にオマンコを擦りつけながら、また和孝のペニスを唇に吸い込んだ。
僕はその表情にまた得も知れない興奮を覚える。
何と言っていいのか、きっと男は女を興奮させる事で興奮を覚えるものなのだろうと思った。
「うまいか？オマンコ・・・」
「おいしい？」
そこに必死に顔を埋めている僕に和孝とマキさんも楽しげに問いかけたが僕は答えなかった。
陰毛の先が舌や鼻先に絡みついてくすぐったくてそれどこじゃない。
和孝の右手の中でおっぱいがポヨンポヨンとひしゃげる様が見える。
鼻腔の奥を刺すタマネギの匂いの中に微かに柘榴の味がして、僕はきっと思った。
これから柘榴を見る度にマキさんのマンコを思い出すのだろう・・・
（こっちの方が際どくて萌えるぜ。）
そこで初めて気づいた事があった。いま、ようやくソコに気がつく。
和孝はお義姉さんの柘榴を何度も眺めた経験があるのだろう。
リアルな柘榴よりか点と線で描かれたエロマンガの方が綺麗で萌えるという事だったのだろう。
知らなかった僕は感情の中では悔しいような気がするけど、そんな事言ったらマキさんに失礼だと思う。
僕は柘榴の方が好きだと思うと探る舌先に力が入った。
そこへ和孝の手が伸びてきて、下っ側に赤黒く開いた孔の中をコスコスと二、三回指で突いた。
指の根元がてらてらと濡れて光り、僕らがいま三人で織りなしている異様な光景を印象づけた。